1人暮らしのデメリットは鬱の引き金にもなる

私は社会人になってから数年は実家から会社に通っていました。しかし長時間勤務に加え会社と家の距離が電車で片道2時間強と遠かったため1人暮らしすることを決意しました。

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1人暮らしの自由さは最大のメリット

その時は通勤時間の短縮と、家族の煩わしさから逃れる事が決意の主な理由でした。家族関係があまりうまくいっていない家でしたし、特に実家にいなければいけない理由もなくむしろ同年代はだんだんと実家を離れる人が出てきたので私もその流れに乗ったようなものです。

都内にマンションを借り、契約を済ませるととてもワクワクしてきました。いくら残業しても飲み過ぎても、家が近くなったので終電が1時間延びました。皆が残業している中で「すみません終電なので失礼します」とコソコソ帰る必要はなくなります。

そして食事も自由です。好きな時に好きなものを食べることが出来ます。田舎から都内に出てきたので食事をする場所は数十倍にも増えました。徒歩5分圏内にうどん・そば・焼肉・定食・寿司・飲み屋などが林立しています。和洋中のお店もわんさかとあり、ありすぎて困るくらいです。

スーパーやコンビニも500メートル圏内でそれぞれ5件ほどあり、何をするにも何を買うにも不自由しません。住むには便利すぎる場所です。そして少ししてからお世話になる心療内科もマンションから徒歩3分の場所にありました(住み始めた当時はまだそれを知りません)。

休日だって何時に起きようが何時に寝ようが誰も何も言いません。夜にふらふらっと出かけることも出来ます。田舎の実家に住んでいたころは夜外出してもいく当てはありませんでしたが、都内は一歩外に出れば楽しそうな場所がわんさかあります。第一照明がありすぎてとても明るいです。

家具もそろえ、いざ居住を開始しようとしたその時にトラブルは発生します。

トラブルの詳細はこちらをご覧ください。

デメリットは孤独感

トラブル以降は心が不安定になりました。せっかく一人暮らしを開始したのに全く楽しさはありません。以前のワクワク感は消えてしまいました。

相談する人もいません。地元ではないので友達に愚痴を聞いてもらう事も出来ず、実家ではないので親にも相談できません。都内の誰も知り合いがいない場所で孤独に悩む日々が続きました。

たまに実家に帰りますが暗い顔をして帰るのもなんだか気が引けるので強がってしまいました。「どう?一人暮らしは。」と聞かれても「会社近いから楽だよ、遊ぶところもあるから楽しいしね。」と本当の悩みを打ち明けることはしませんでした。

確かにストレス発散の為に意図して遊ぶことはしました。一人カラオケをしたり、バッティングセンターで汗を流したりしてみました。ただトラブルで負ってしまった傷と一人暮らしの孤独感が同時に起きてしまった事が災いしたのでしょう。全然気分は晴れませんでした。

引越しから3か月ほどでもう「実家に帰りたい」と思うようになってしまいました。やっと1人暮らしにも慣れたのにもうこんな気持ちになってしまったのかと悲しくなりました。

でもまだ3か月しかたっていません。住民票も移してしまいましたし会社にも住所変更の届け出をしてしまいました。なんだか後に引き下がれないようなそんな気持ちになってしまいました。

そうではなく、さっさとマンションを引き払って再び実家からの通勤に戻せば悪化せずに済んだのかな?と今となってはそう思います。

まとめ

・一人暮らしのデメリットは孤独感
・悩みを誰にも相談できない孤独感は、悩みを自分一人で抱え込んでしまう事態を生む
・1人で考え込んで誰にも相談できないとストレスが膨らみ鬱の原因になる

私は一人暮らしの自由さを謳歌できずにデメリットの孤独感に負けてしまい鬱になってしまいました。

これから一人暮らしを考えている人は近所に相談できる人がいたり、今ある友人関係や家族との関係を大切にしてください。引っ越したから縁を切るようなことはしないようにしましょう。

私も縁を切ったわけではないので最終的には実家に戻り、その後過去の友人との旧交を温めて元に戻りました。そして回復していくことが出来たのです。

人間関係を持つという事はお互い困ったことが有ったら助け合うことが出来るという素晴らしい物があります。煩わしいと感じることもありますが人間は社会的動物です。一人では生きていけません。

孤独にならないよう細心の注意を払ってください。

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