スルースキルを上げる方法（身につけ方）

あなたは何か嫌なことを言われたりされたりしたときに、へこまず腐らず平然としていることは出来ますか？

私は出来ませんでした。ただ私はものすごくスルースキルの高い人が身近にいて「この人すごいな」と思った事から、スルースキルを意識するようになり、自分にも取り入れたことで気軽に生きることが出来るようになりました。

そもそもスルースキルとは？

スルースキルとは、嫌なこと・つらいこと・ストレスを感じることなど、自分に対してマイナスな影響を与える出来事をスルー(受け流す)する技術といえます。

人間は社会の中で生きています。人と関わらないように生きようとしたってそれはなかなか難しい話です。

時には嫌な人や変な奴もいます。そういう人間に相対した時にスルーするためのスキルを持っておくことも良いと思います。

私は前職をうつ病で辞めてしばらくしてから２つめの仕事を始めた時に、スルースキルの高い人に出会いました。

まぁあまり仕事のできる人というわけではありませんでしたが、いつもニコニコしていて職場のムードメーカー的な役割を持った人です。

失敗した時など結構ボロカス(※)な言われ方をされているけど、その時はその時で指摘内容を受け止め、その後は腐らず引きずらないのです。

無遅刻無欠勤ですし、誠実に仕事をする人なので上司も「しょうがないなぁ、あの人だから許すけど(笑)」と最終的には笑って許しています(この上司も良い人でした)。

いろいろ言われても嫌～な空気を出さないので職場自体も空気が悪くなりません。ケロッとしています。

これだけだと「その人ってただまじめだけどアホなだけじゃ…」と思われるかもしれません。でも私はそのスルースキルの高さになんだか感銘を受けたのです。

ボロカスに言われるのがもし自分だったらと思うと、スルー出来ず落ち込みネガティブになりまたうつ病に戻ってしまうだろうと感じたので素直にすごいと思いました。

※とはいえボロカスにいう人も冗談交じりに言っているのでその人は「いじられキャラ」みたいなものです。

私もいじられキャラだった時代がありました。しかしそういった馬鹿にされたような発言等にも耐えられなかったので、その人を見て「え？スルーするんだ！…そっか、スルーすれば良かったのか！」と目から鱗でした。

その人のスルースキルはたぶん天然ものだと思うのですが、その人を見ながらどうにか自分に取り入れられないかと考えた結果、下記の方法にたどり着きました。

「嫌な奴なんかに自分の感情や人生を振り回されてたまるか」とまずは、決意しましょう。そして下記のようなことも意識してください。

そのスルースキルの高い人は誰にも振り回されず我が道を行っていまました。堂々たるものです。そこから私も「振り回されない」ようにしようと思ったのです。

こちらは「振り回されないぞ」と思っても向こうから仕掛けてくることもあります。構ってちゃんですね。

あえて喧嘩を売ってきたり、挑発してくる人がいます。挑発してきてこちらが怒ると「お？喧嘩売ってんのか？買うぞ！」なんて言ってくる人に会った時はもう怒る事も忘れただただ呆れてしまいました。

そんな人を相手にしてもこちらが疲れるだけなので、こちらはヘラヘラ適当にあしらう事が重要です。「小物がなんかほざいてるなぁ」くらいの感じで思っておけば良いのです。

嫌な奴は大概小物臭がするものです。本当は弱いからイキがってるだけなのだから一々気にする事や恐れることなど全くないのです。単に面倒なだけですから適当に相手してるふりをすれば良いではありませんか。

とはいえやろうと思ってすぐ出来るほど人間は器用に出来ていません。スルー出来なくて気づくとネガティブになってしまう事もあります。

その時はスルースキルというものを意識するために一度我に返り、冷静になってください。深呼吸です。

一息ついたら心の中で「スルースキル発動」と唱えてください。ナントカレンジャーや少年漫画で技を発動するときみたいに心の中で何かのポーズをとるのも良いです。そうするとスルー出来るような気分になれます。

「ダサ。。。」と思うかもしれませんが私はこうしてます。まずは意識してスルーしないと自分が変われないので。スルースキルを自分に定着させるためにこういう変なこと心の中でをしています。

スルースキルとは、嫌なこと・つらいこと・ストレスを感じることなど、自分に対してマイナスな影響を与える出来事を受け流す事
筆者はスルースキルでうつ病の(再発)予防になっている
スルースキルを身につけるには下記の意識が必要
①「振り回されないぞ」という意志
②「かまってちゃん」には構わない
③「スルースキル発動」と心の中で唱える

いかがでしたか？スルースキルをうまいこと身につけていらぬストレスを抱えず心を健康にして生活していく参考になれば幸いです。