鬱(うつ病)の初期では自分の異変に気づくことが必要、5つのチェック

鬱になると普段とは違うことが起こり始めます。その異変を見過ごしてしまうと、鬱を悪化させてしまい重い鬱になってしまいます。そのため、鬱になる初期の症状を確認しておくようにしてください。

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鬱を疑う5つの症状

1.生活リズムが狂う

夜に寝ても朝になる前(2時や3時)に起きてしまう事、そして朝になっても(8時を過ぎても)起きられなくなってしまう事があげられます。もしくは朝ものすごく早く(4時)に目覚めてしまう事もあります。いままでの「普段通りの睡眠(7時起床)」が出来なくなってしまうのです。

そして食事の時間になっても食欲がわかなかったり、逆に際限なく食べてしまう事があります。さらに何かを食べたとしても、味や香りを楽しむことが出来ず、「ただ食べているだけ」の状態になります。

朝方はものすごく調子が悪くても、午後に少し回復して夕方にはほぼ普通の状態になるという事もあります。

酒に逃げることも増えてきます。気づかずにストレスが溜まってきているのでそれを発散するための手っ取り早い手段がお酒です。酒量がどんどん増えて、それで次の日に影響が出たりしたら要注意です。

完全に生活リズムが狂って昼夜逆転になることもあります。こうなってしまっては、昼間に働くことが不可能になってしまうので、そうなる前に気づいて対処することが重要です。

2.やる気が出ない

朝起きても学校や会社に「行きたくない」と嫌な気持ちになってしまうことがずっと続いてしまう事があります。仕事や勉学へのやる気がなくなってしまうのです。

さらにテレビを見ることも嫌になります。テレビの光が鬱陶しく感じ、音がうるさく感じます。ラジオも新聞も、聞きたくも読みたくもなくなります。

身体も重くてだるく、頭痛がするときもあります。気分もなんだか空虚な感じで、何だかよくわからないけど体調が悪い感じがあるのです。さらに不安な気持ちやイライラすること、涙もろくなったかのように目から涙が出てくることもあります。

いままで楽しいと思えていたことも無関心になります。興味関心というものが全くない状態になるのです。音楽も聞かなくなり、ゲームもやらなくなります。身だしなみすらどうでもよくなってしまうのです。

そして他人に対しても興味が失せます。今まで会っていた人にも会いたくなくなりますし、異性への興味もなくなります。とはいっても一人にはなりたくない、誰かにそばにいてほしいというなんだか苦しい気分になってしまうのです。

3.能力が低くなる

今まではすんなりと出来ていたことが出来なくなります。私は元プログラマーですが、以前はスラスラと書けていたコードがなぜかわからなくなり「あれ?どうやって書くんだっけ?」となってしまい完成に時間がかかってしまった事があります。書いたコードもミスだらけで修正が必要なこともしばしばでした。

そして記憶力や決断力そして集中力も低下し、全体として仕事が出来なくなってしまうのです。それで「何でこんなことも出来なくなったんだ?バカになっちゃったのか?」と怒られて自信喪失。そして自信がないから落ち込んで鬱になって…負のループが完成してしまうのです。

このことで自信が無くなり、不安が大きくなってしまう事で将来に対しての不安が生まれます。そしてその不安と負のループで思考が極端になってしまい「消えたい」「死にたい」と考えるようにもなります。

4.性格が変わる

いままで穏やかだったのにヒステリックな感じになってしまう事があります。心に余裕がなくなってしまうのです。

言い争いや暴力を振るうこともあります。とにかくすぐイライラしてしまうので周囲との衝突が増えます。そして孤立していくことにもつながるのです。ですが調子の良いときは今までと同じ友好的な性格になるので周囲は「?」になってしまいます。

さらに3.で書いたように能力が低くなるので「面倒くさい奴」になってしまいさらに孤立を深めることになります。

5.体の調子が悪くなる

動悸や息切れ、過呼吸があります。また汗をかきやすくなることもあります。私の場合は特に胃腸の調子がとても悪くなりました。胃腸が常にキリキリ痛んだり便秘・下痢を繰り返していたのです。

そして瞼の筋肉がピクピクしたり、疲れがとれなくなる、不眠や過眠になることもありました。肩こりや腰痛にも悩まされます。

さらにその体調不良と心の不調で休みがちになります。半休が増えはじめ、全休も増えどんどん有給休暇を消費していくことになってしまいます。

まとめ

1.生活リズムが狂う
2.やる気が出ない
3.能力が低くなった
4.性格が変わる
5.体の調子が悪くなる

以上、大まかに5つのチェックを書きました。少しでも当てはまる場合は、心療内科で相談するかカウンセラーに話してみてください。

早め早めに気づき、対処することが回復への一番の近道です。

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