鬱になってしまうと、部屋はものすごく汚れます。私もそうでした。心が疲れると掃除をする気持ちが失せます。
汚い部屋では心もおかしくなる
「掃除しなくてもいいや、だれも来ないし」という気持ちになり、洋服は脱ぎっぱなし、弁当の空箱はその辺に放置したままの状態になります。
ふとんもほさなくなり、シーツはぐしゃぐしゃのまま。ほぼ寝たきりの状態になると枕も自分の皮脂で汚れてきます。ホコリなんて掃除するわけもありませんからどんどんたまってきます。
ごみがだんだんたまってくると窓の方に行くことも出来なくなりますから窓も開けません。というかカーテンすら開けなくなります。かろうじて空気清浄機を24時間体制で起動しっぱなしにしていますがね。。。
どう考えても異常ですね。部屋の乱れは心の乱れという言葉があります。まさにそれなのです。
少しずつ掃除すると心もスッキリする
鬱で休むことになったのならば掃除をしてしまいましょう。いっぺんにすることはありません。時間はあるのですから。
今日は洋服を片付けよう・今日は弁当ガラを捨てよう・床が見えたからコロコロを使って埃をとろうなど、ひとつずつ片付てていくようにしてください。
急にたくさんやると疲れます。ゆっくりでいいんです。それをやると、今日はこれを片付けた、という達成感を得ることが出来ます。
これは重要です。この達成感を徐々に得ることによってプラス思考へ変わる下地ができていくのです。
何もしなくても罪悪感を感じてはなりません。今日はゆっくり休んだ、と思うようにしてください。決して次の日に「昨日の分もやろう」と思わないでください。一つずつ片付けていけばいいのです。
断捨離して心をさっぱりさせる
部屋がいったん片付いたら部屋の中にあるいらないものを捨ててしまいましょう。私は鬱で会社を辞めた後、仕事に関係のあるものはすべて捨てました。仕事の勉強のために使っていた本はブックオフオンラインでトラックに来てもらい1200冊ほど売却しました。
研修で使うなどして、ため込んでいた書類(機密文書はもちろん持ち帰っていませんよ)もシュレッダーにかけて捨てました。そのほか、見ると会社を思い出すものがあればすべて捨てました。ペンなどの「もったいない、まだ使えるのに」と思うものもありましたがそれは人にあげてしまいました。
とにかく目の前から鬱の原因になったものを排除しました。
すると、部屋は見違えるほどすっきりしたのです。ものが無くなったことも大きな要因ですが、会社を思い出させるものが消えたのでリセットされた気分になったのです。
そしてすっきりすると心がさっぱりします。「そうだ、いっそのこと引っ越してしまえ」という気分になり、私は都市部のマンションを引き払い、自然豊かな田舎に移り住もうと決意したのです。
まとめ
1.部屋の乱れは心の乱れ
2.一つずつ片付け・掃除をして達成感をかみしめる
3.物を減らして断捨離をし、リセットした気分にする
まず掃除、そして断捨離の順番でやってください。休みながらやってくださいね。自分の精神力、体力と相談しながらです。一度自分をリセットしてしまいましょう。