就職活動、自分を偽って内定もらっても疲れるだけ

大学

就職活動で無理な自分を演じると、後々苦労します。自分を偽るということは本当の自分を封印することになるのです。

無理に自分を偽ることは大きなストレス

ものすごいストレスです。四六時中気を張ってないと演じきれないのです。会社の中で、そしてタイムカードを切った後も連絡が来ますからその時も…。

最初は何とか頑張っていました。

しかし徐々にストレスが溜まってきました。全然気が抜けないですし、気が休まりません。キャラを演じるというのは私が勝手に頑張っていることであるのですが「こんなに頑張って自分は何をやってるんだろう」という気持ちになります。

そのうち完全に疲れ切って破たんします。私は鬱になった原因はそれもあります。

「教科書通りの就活生」を演じることは疲れる

そもそもの事の発端をお話しします。就職活動、リーマンショック後の100年に一度の不景気なんて言われていた時期です。

大学時代にやっていたこと:特になし
面接の話題になりそうなエピソード:特になし
資格:特になし
性格:暗い
自信:なし

サッパリとした履歴書です。面接で話すことはありません。「するのは失敗何もしないのは大失敗」なんで何にもしなかったんだろうという後悔と自責の念に駆られました。

本などでいろいろ学ぶしかありません。何にもないなら付け焼刃でも何でもよいと考えました。「教科書通りの就活生」というものを演じることを決めます。履歴書は教科書通りに書き、面接の想定問答は覚えておきました。

いざ面接のときは教科書通りにはきはきと答えました。「はい!わたくしは、~~~~~。」なんて大きな声、何年ぶりに出したことでしょうか。

「教科書通りの就活生」を演じた後の私は疲れ切ってしまっていました。面接だけで疲れ切ってしまったのです

無理にキャラをつくれば後々しんどくなる

それでもその演技が功を奏したのか何なのか…とある会社に入社することが出来ました。でもそこから気の抜けない日々が始まるのです。

入社、そして研修と、とにもかくにも明るくふるまいました。今までそんな性格じゃなかった人が急にそんなことをしてもぎこちないです。逆に明るく振舞い過ぎて空気を読まず場をしらけさせてしまったこともあります。

毎日が反省会でした。やらかしたー…とかずっと考え込みました。

暗い人が明るいキャラをやっても続きません。自分を偽ったところで骨折り損のくたびれ儲けです。無理にキャラを作ると後々しんどくなるのです。

自然体が精神的に一番良い

自分らしく、落ち着いてふるまうことにしてください。私は鬱になって退職してからは肩の力が抜けました。「もう演じなくていいんだ」というほっとした気持ちがあったのです

肩の力が抜けてからは「これが自分なんだからいいじゃないか」と自分の事を受け入れることが出来るようになりました。自分を偽っていたから、自然体じゃないからこんな病気を呼び寄せてしまったんだとおもうようになったのです。

本来の自分になってからは友達と会う時も落ち着くことが出来ました。気づけば就職してからサラリーマンの時のキャラ設定で友達とも接していたのです。なんだか落ち着かない雰囲気でした。

でも今はすっきりしています。以前は自分を偽っていたので嘘をついた時と同じような罪悪感が頭のどこかに必ず存在していましたが、自分はこんな人間なんだという事を受け入れてからは、人と会うのも怖くなくなりました。

まとめ

1.本当の自分を隠し、違う自分を演じることはストレスになる
2.自分をずーっと隠し通すことは出来ない、いつかは疲れてしまう
3.自然体でいた方が良い、自分を偽ると嘘をついている罪悪感が生まれ続ける

もし、自分の性格を変えようとしているのであれば急に変えようとするのではなく、自分の現在の性格を一度尊重してからにしてください。やみくもにかわろう、演じようとすると疲れて結局鬱になり、いづらくなって退職することになります。

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