引きこもりで学んだ事、社会に出て分かったこと

私は大学生時代に授業に行く以外はどこへもいかず、家と大学の往復だけをしていました。サークルにも入らず、バイトもせず友達もつくらない一人きりの状態が2年続いたのです。

スポンサーリンク

刺激がなく、停滞して退化する

大学受験で疲れてしまったことと、もともと人見知りが激しかったこともありました。その為積極的になれずにいたのです。

とにかく外が怖いというのが一番の理由でした。進学で環境が変わったことに恐怖を覚えたのです。他の人はバイトしたりサークルに入ったりして高校時代とは違う楽しさを謳歌していましたが、私は怖気づいてできませんでした。

そして私は社会に出ることを拒否し、授業に出る以外はすぐに家に帰ってしまうようになったのです。

すると平和になりました。外と関わる必要が無い為、喧嘩やトラブルになることもありません。毎日が静かに穏やかに過ぎていったのです。怖い外に出ることもなく、ぬくぬくと日々を送ることが出来ました

しかし問題が起こりました。大学三年生になったころのことです。そろそろ就職活動をしなければいけないという時期です。そこで2年ぶりに大学以外の場所に行かなければならない状況になってしまいました。

引きこもると社会が怖くなる

周りの人間を見渡すとバイトやサークルの経験をいかして就職活動を頑張っていました。この2年でいろいろ経験したのでしょう。なんだか人間性も成長していて「大人」になっているように見えました

それに比べて私は何もない状態でした。バイト・サークルをやっていなかったため経験値はゼロ、人と関わらなかったから対人スキルも退化しています。何もやっていないので何かを得たり経験から学ぶという事が無かったのです。

最初に外が怖くて引きこもりになりましたが、引きこもったらさらに社会が怖くなりました。このままでは永遠に引きこもってしまう、新卒カードを使うことが出来なくなってしまうと感じたのです。

大慌てで就職活動費用を捻出する事と経験値を積む為にバイトをはじめ、就職活動を行いギリギリで内定を得ることが出来ました。

クレーマーに絡まれたりもしました。変な会社の面接官に悪態をつかれたこともありました。やっぱり外は嫌だなとも思ったものです。でも一つ感じたことがあったんです。

「こいつらでも外に出て平気な顔して生きてるんだ」という事です。これがわかると「自分も外に出て生きよう。こいつらよりはちゃんとしてるし」と思うようになったのです。すると外は怖くなくなりました。

まとめ

怖いからといって逃げると、その恐怖はどんどん大きくなります。外が怖いからと言って内にこもっていては何も変わりませんしどんどん周囲に置いていかれます。

経験に勝る財産はありません。外に出て良い・悪い経験することで成長できます。成長できると今まで怖かったものに対する恐怖心が小さくなるのです。

今怖くても勇気を出して一歩踏み出すと、それだけで財産になります。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする