アルコール依存!?うつ病で休職中、酒に逃げ休み方を間違えると悪化する

うつ病の闘病記

休職期間中はお酒に溺れていました。昼間から飲んで、酔いつぶれて寝て、二日酔いの気分の悪さで起きて…。起きたらまたお酒を飲んで…繰り返しでした。

酒は何の解決策にもならない

休職したといっても何をすればいいのかわからないんです。医者も「薬を飲んで休みましょう」と言うだけで、「休み方」がわからなかったのです

鬱で休職中に何かをやろうとしても逆効果

仕事に役立つ勉強をしようとも考えました。しかし仕事が原因で休職にまで追い込まれたんです。勉強をしようとすると思い出して発狂しそうになり、それどころではありません。

では英会話を…と思いました。教材も買いましたし時間もたっぷりありました。…が、ダメでした。プログラミングは基本アルファベットを使用します。となると仕事を思い出してしまいます…。

PCもスマホも仕事で使用していましたからさわりたくありません。嫌なことを思い出してしまうので遠くの方に置いておきました。

ならば鬱の勉強だと考え、書籍を買いました。…今、自分が当事者なのにその本を読んだら余計症状が出てきます。「○○は△△という症状が出る」と書かれていると暗示をかけられた状態になりいままで自覚していなかった症状に気づいたり症状が作り出されてしまいました。読んだところで、解決は出来ませんでした。

テレビも観たくはありません。と言うよりかは耳が敏感になっていたような感じだったので
音を消してテレビをつけていました。でもそんな状況でテレビを観てもつまらないものです。

酒に逃げると廃人になる

※この段落には気分を悪くする表現があります。ご注意ください。

よって、何もできなくなりただただむやみやたらにある時間を消費するために酒に逃げました。気づくと近所の小型スーパーで深夜、酒を買い物かごにいっぱい入れている自分がいたのです。

ビールから始まり、缶チューハイを飲み、焼酎の水割り・ロック、そして日本酒、さらにウイスキー…。そして芋焼酎をストレートで飲んでいました。数日後スピリタスの空き瓶が部屋に転がっていました。もう気分が悪くなって、わけわかんない状態なっていきました。

視界がぐるぐるになった状態でベッドにもぐり横たわります。飲み過ぎて気分が悪いので眠れません。悪酔いの気持ち悪さと頭痛に苦しみながら寝込みいつしか気絶するように眠りにつきます。

目が覚めると二日酔いで頭はガンガン痛いし胃腸がムカムカして非常に気分が悪いです。食欲なんてありません。喉がものすごく乾いているので水はがぶがぶ飲みます。そのうち水を飲み過ぎてまた気分が悪くなり横たわります

数時間経過して気分も落ち着いてくると手持ち無沙汰になってきます。本もテレビもPCもスマホも自分の空虚な時間を癒してくれないことはもうわかっているので、再び酒に手を出します

酒が無いときは再び近所の小型スーパーに行って酒を買い込みます。昼間は気が引けたので夜になるのを待ってコソコソと買い物に出かけました。昼間から酒をあおるように飲む事には引け目を感じてはいました。

飲んでいる途中で足りないことに気づいたらその時も出かけます。飲むと気が大きくなるので酒を飲んだ方が出かけやすくなりました。ただ、近所には電車が通っているので踏切で転ばないよう注意はしていました。一応死にたくはなかったみたいです。

こうして酒を飲んで寝て起きたらまた飲んで寝て、酔っぱらった状態と二日酔いの状態がずーっと続いていました。これでは心も体も休まりません。食べているものと言ったらつまみくらいです。ポテチとか乾物とかで栄養はかなり偏っています。生野菜なんて視界にも入りませんでした。

そして部屋には日に日に増える空き缶空き瓶やつまみの袋が山積みになり、ごみ屋敷が出来上がろうとしていました。足の踏み場もないような光景でした。ふと我にかえってから部屋を見渡した時は絶句しました。

焼酎・ワインの空き瓶、日本酒の大きな紙パック、チューハイの空き缶、いつ食べたのかわからない弁当ガラ、お菓子の空き袋、なんだかよくわからない干からびた物体、そしてその上にかかっているホコリ・・・。

鬱になる前の健康だった時には、「男の部屋の割には綺麗にしてるじゃん」とたずねてきた友人には言われていたのですが、そんな部屋はもうありませんでした。

顔はやつれ、なぜかお腹周りだけ膨らんでいて髪もなんだか水分が無くバッサバサの状態です。目の下にはくまが出来ています。見るからに不健康な人間が出来上がりました。

ドクターストップがかかり、酒は禁じられました。

酒ではない別の気分転換・リラックス法

酒は何の解決もしません。むしろ悪化させます。酒に逃げず、ちゃんと自分の時間を大切にすることが重要だと気づきました。

まずは何も考えず何もしない事

「何かをやらなきゃ」などと思っては休めなかったのです。逆効果になってしまいます。ドクターストップを機に休み方を考えるようになりました。まずは医者の帰りに食料の調達をしました。ゼリー飲料とお粥を買い込みました。

帰ってからはとにかく横になって目をつむりました。まずは身体の中から酒を抜くことを最優先にしました。3日ほどぐたーっと寝ていました。離脱症状があり過眠の状態になりましたが一週間たつと少しすっきりしました。

瞑想や散歩で心を穏やかにする

起き上がれるようになれたら瞑想をしました。カーテンを開けて日光を取り込み、あまり日当たりのよい部屋ではありませんでしたが、日に当たり瞑想をやっておりました。そして動けるようになったら散歩と買い出しに行きました。動けなかったらそのまま再びベッドに戻ります。

散歩は本当に良かったです。とにかく日の光を浴びること、身体を動かすことで症状は徐々に心は落ち着いてきました。家でじっとしているとマイナス思考になりますが、外で歩いているとプラス思考になります。

散歩は比較的調子のいい時にすることが出来ましたが、起き上がれない時もありました。その時はかろうじて息だけして横たわっていて、調子が良くなるまでひたすらに待ち続けていたのです。

瞑想や散歩など、心穏やかに過ごすことが良いのだとわかったのです。

動けるようになったら掃除も良い

気分が落ち着いて、身体も少し動かせるようになると部屋の汚さに嫌悪感が湧いてきます。ベッド以外の部分はごみで溢れていますからね。まだ冬だったから良かったものの夏だったらいろいろ腐ってやばいんじゃないかというような状態でした。

瓶を片付け、資源ごみとごみを分けてゴミ捨て場に出すと部屋はだいぶ広くなりました。1週間かけてゴミ捨てと掃除機、拭き掃除をすると友人が来ても大丈夫な部屋になりました。

部屋がきれいになると心も清らかになるんだなという事はここで実感しました。なんとも言えない爽快な達成感と充実感に心は満たされていました。こんな気分は久しぶりです。

やはり清潔にするという事は心にも体にも、部屋にも良いです。とても良いです。

休み方は、自分とタイミングで決める

動けないのに無理に散歩しようにもできませんし、感情があまりにも高ぶっているとソワソワ・イライラしてしまい瞑想は出来ません。

今、自分はどんな状態かを把握できるようにしておいて「この場合はこの休み方」という決めごとをしておくと休みやすくなります。休み方も研究が必要です。ご自分の休み方を少しずつ試してみると良いでしょう。

どうしてもだめな時は、ちょっと安定してくるまで待つといいかもしれません。動けなくなったりイライラする症状が出ると「うわー…こんな症状がずっと続くのか」と思ってしまいます。そういう時、私はこの恐怖感に支配されていました。

でも時間がたつとだんだん落ち着いてくるのです。とはいえ30分ほどで落ち着くときもあれば1日中続くときもありますがね。でも、いつかは落ち着きます

カウンセラーや医師との相談も必要

どうしても休めない時は「相談できる医者」またはカウンセラーに相談してみてください。薬で何とかしようとする医者に相談しても薬を強くされるだけです。薬が合えば問題は無いですが…。

まとめ

・鬱で休む場合は「何かをやろう」とは考えず、とにかく動かず考えずに「休む」
・酒は人を廃人にするし、何の解決にもならないので飲んではいけない
・動けないくらい辛ければ横になって休む
・調子が回復して来たら瞑想や散歩をすると良い

・自分の状態に合った休み方を研究してみることも良い
・上記が難しければカウンセラーか医者と相談する

どうか休み方を間違えず、穏やかな気持ちで休んでください。参考になれば幸いです。

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