鬱(うつ病)は「良くしよう」より「悪くならないように」という気持ちが大切

鬱は目に見えない病気です。鬱自体ではどこかが腫れたり切れたりするわけではなく、痛みや出血はありません。

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焦らず正面から鬱と向き合う

私は「鬱かも?」と感づいてしまった時、そして診断された後は焦っていました。「はやく治さなきゃ」「すぐ良くなる!頑張るぞ」と気ばかりが急いてしまった状態だったのです。

そもそも「良くなろう」と思うと「今の状態は悪い状態だ」と認めたことになります。確かに良い状態ではありませんが、現状を否定するとストレスになるのでやめたほうがいいです。これ以上ストレスを増やすと悪化につながります。

「どうやら自分は鬱になったようです。」とただ単に現状を正面から認識するようにしてください。なっちゃったもんは仕方ないんです。自分を悪く思ったり周囲に憎しみを抱いたりネガティブになるのが鬱です。でも悪いのは鬱です。自分ではありません。

「悪くならなければありがたい」と考える

現状を否定して「良くなろう」と考えると、現状の悪い状態から抜け出そうと頑張ってしまいます。そうではなく、「今の状態になったことは仕方ない、ここから悪くならないように静かにしていよう」と考えるようにしてください。

なってしまったものは仕方ないと考え、現状維持が出来ればいいやと割り切るしかありません。私は焦ったところで治りませんでしたから。もし良くなればラッキーという軽い気持ちで鬱に臨みました。

さらに悪くなったとしても「しまった、もっと悪くなってしまった。どうしよう・・・」と焦ったり絶望するのではなく、再度「鬱の症状が強くなったな」と受け止め直せばいいのです。

過去に比べて今が悪くなってしまったという事を変えることは出来ません。これはこれでなってしまったものは仕方ないと考えるしかありません。もし悪化した原因がわかって、それが解決できるものなら過去を振り返ってもいいかもしれませんがそうとは限りませんから。

まとめ

鬱とは焦らず正面から向き合うことが大切
・現状の否定はストレスになるのでやめるべき
・鬱である自分を認めること

現状より悪くならないようにすれば良い
・焦ったところで改善しない
・さらに悪くなったら再度現状を受け止め直せばよい
・良くなればラッキー、というくらいの気持ちで良い

重く受け止める必要もありません。自分が悪いのではありません。鬱になったことは悪いことではありません。良くなるようにではなく、悪くならないようにしっかりとゆっくりと休むようにしてください。存分に休みきれば、いつか底を打って右肩上がりに回復し始めます。

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