鬱を無視して婚活してみたけどうまくいくはずがない

通院と薬を勝手にやめてからはなんで鬱になったかをちょっと考えてみた時期があります。直接の原因は仕事のトラブルですが、1人暮らしの孤独感も原因の一つだと自分では考えました

1人で東京に出てきたため、周りには知り合いは誰もいません。かろうじて飲み屋の店員さんと顔見知りになったくらいです。この孤独感を埋めるためにはどうすればいいかを考えました。

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守るべき存在が出来れば頑張れると思い婚活開始

「そうだ、彼女をつくろう」という結論に至りました。よく「守るべき存在がると頑張れる」とか「ここまで頑張れたのは家族がいるから」という言葉を聞きます。それなら自分もそういう存在を持てば鬱の入り込む隙間なんてないんじゃないかと考えたのです。

「アホか」と思っていただいて構いません。そのうち自分でもアホだと気づきますから。

早速婚活サービスの資料を請求しました。さすが東京です。次の日には届きましたし、婚活サービスの事務所も隣の駅にあることがわかりました。

早速事務所を訪ねます。必要な申し込み事項に記入をし、初回の支払いのため払込票を受け取ります。とんとん拍子に婚活を始める準備は整いました。

写真と結婚に対する価値観を私の担当者と確認し、それに会う女性を紹介していただくことになりました。打ち合わせもスムーズに進み、「では頑張りましょう」という事になりました。

相手が輝いていて自信喪失する

2週間ほど経過して担当者から相手の女性が紹介されます。相手側も私と会ってもいいとおっしゃっているみたいなので早速会う事にしました。

実際にお会いすると、とてつもなく輝いていました。絶世の美女とかそういう意味ではなく(かわいらしい女性だったけどもここでは別問題)、好きな事を仕事にしていて毎日充実した生活を送っているというお話を聞きました。充実した生活を送っている人ってこんなにも輝いて見えるんだと内心とても驚いてしまいました

そこで自分の事を見てみると、仕事はうまくいかず抑うつ状態だと診断され、薬は効かず副作用がひどく、都内でただ一人孤独に暮らしている人間です。自分の置かれた状況を、把握してしまいました・・・。

自信を無くしてしまいました。負い目というものを感じてしまい出鼻をくじかれてしまいました。しかしそこそこの金額を払っています。なんとか活動は続けました。

ただ、抑うつ状態の人間です。力は出ません。仕事に精を出せない人間がそれ以外の事に精を出せるはずがありません。しかもドライな言い方をすれば何人もの知らない女性と会って話をしなければならないのですから、これは結構疲れます。

婚活疲れで鬱悪化

良いなと思っていた女性に交際を断られたりすることも、婚活ですからあって当たり前です。でも結構ショックを受けてしまいます。そういった事が続くことも心には負担がかかってしまうのです。

健康な人であればいちいちショックを受けることは無いでしょうし「さて次だ次」と切り替えていけるのでしょうが、私の生来の性格なのか病気のせいなのかそれが出来ません。

だんだんと婚活疲れが溜まってくるようになりました。そもそも仕事をちゃんと出来るようになってからすればいいものの、そうなる前に婚活を始めたこと自体が間違いです。というかなんで鬱なのにそれを隠して婚活したんだよという話です。

もう思考回路がぶっ壊れてしまったのです。

この婚活疲れが今までの鬱に加わり、鬱はさらに悪化してしまいます。もうこれは収拾つかないです。仕事も婚活も疲れる…でもやらないと生きていけないしどうしようといった余裕のない精神状態になってしまいました。

結婚すれば、守るものが出来れば頑張れるはずという幻想に取りつかれて、ここからも細々とですが婚活を続けることになります。

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