突然ですが、好きな事はありますか？
自分の好きな事を見つけることが出来ると、日常が楽しくなります。好きな事に集中して他の事を考えない時間を持つことが出来ると大きな気分転換になります。クヨクヨ悩んでいたことも「まぁ、なんとかしよう」と前向きになることが出来るのです。
目次
鬱からの脱却には「好きな事をする」が近道
心の病になってしまうと、今まで好きだったことや楽しいと思っていた事がつまらなく感じてしまいます。もっというと、何も感じない空虚な心の状態になってしまいます。そうなると日常生活を送ることも「ただの作業」に似たものになってしまうのです。
空虚な状態でいると頭はどんどんマイナス思考になってしまい鬱を悪化させることにもなります。この負のスパイラルは抜け出したくても抜け出せない苦痛になってしまいます。
しかし、好きな事が自分の中心になると生活が改善されます。好きな事をしているときの集中力・脇目も振らず熱中することはエネルギーを消費するどころかさらなるエネルギーを生み出します。
なぜなら好きな事をやっているときは時間はとても早く感じますし、楽しい事は嫌なことをしているときに比べ疲れの度合いも疲れ方も違います。ストレスが溜まりませんし、むしろストレス発散になるので心身ともに健康的な状態になるからです。
私の場合、現在好きな事は株です。株を始めてから生活習慣が変わりました。高校生の頃から興味はあったのですが口座をつくり本格的に投資を始めたのは社会人になってから(2011年頃)です。しかし鬱病の症状がだんだんと出てくるようになってからは自然とやらなくなってしまいました。
そして会社を退職してからはしばらく寝たきりに近い生活を送っていました。そこから起き上がれるくらいに回復出来たタイミングで、自分の好きな事を探す事を始めたのです。農業・楽器・スポーツなど、試そうと思ったことは一度やってみることにしました。
好きな事を「中心」にしたら生活習慣も改善した
その中でもっとも集中できたことが株だったのです。株をやっていると会社の事を調べ、業界全体の事や社会を知る必要性が出てきます。世界の事や歴史を勉強することで取引に生かせることを学ぶことも出来ます。
元々歴史が好きだったという事もありますが、そういった事を調べたりするうちに世界の広さを実感することも出来ました。そして世界レベルの事を考えているうちに自分の鬱になった原因を振り返ってみるとなんて小さなことで悩んでいたんだろうと考えることが出来、心の重しも軽くなりました。
さらに取引をするには頭をシャキッとさせなければいけません。そこで早寝早起きを心がけ、時間・質の両方とも良い睡眠をとり、頭の回転を良くするように栄養の事を考えた食事にするようにしました。
今までは「規則正しい生活を送らないと症状が改善されない」「三食食べないと健康を害してしまう」といった感じで「やらされている状態」だったのですが、好きな事を始めてからは能動的に行動できるようになったのです。
好きな事は自分に正直になって探す
最初は株のリスクの事を考えたり、世間体を気にしてしまいました。でも自分に素直になれないと、自分の好きな事を全力でやることが出来ない事に気づいたのです。本当はお金がらみの事はやめておこうと考えていたのですが、好きなものは仕方ないです。やるなら本気でやろうと考えました。
ネットや雑誌を見てみると、異性からの評価が高い趣味や低い趣味が書いてあるページがあります。確かにウケの良い趣味はあるでしょう。私だって出来る事ならスポーツの趣味が欲しいですよ(^^;)運動神経が絶望的に無いので好きになれませんでしたが。
でもその前に、趣味とか好きな事は自分で決めるものです。周りの目とかそういったものを気にする必要はないです。他人に迷惑をかけたり傷つけたりするものでなければ自分の気持ちに従えばいいのです。本来趣味とはそういうものですもんね。
好きな事が無いと心が不健康になる
好きな事がないと気分転換が出来なくなります。常に仕事などの現実に対する悩みや問題に付きまとわれてしまいます。言い方を変えますとストレス発散の手段がなくなるのでストレスはたまりっぱなしになってしまいます。
適度なストレスならむしろあった方が良いとは言われますが、ストレスが溜まってしまうとあるとき心のバランスを崩してしまいます。すると今まで楽しいと思った事を楽しめなくなり「楽しい」という感情が消えてしまいます。
そしてストレスに押しつぶされて心がおかしくなってしまい、無気力になってしまいます。最終的に鬱の発症につながる一つのきっかけになるのです。
心の拠り所を見つけ、心の健康を得よう
上記のように、好きな事があると無いとでは生活の充実度が違います。好きな事に熱中する生活は全体として上向きになります。生活習慣の改善、心の状態も鬱々とした状態から抜け出すことが出来ます。反対に好きな事が無いと心身ともにおかしくなってしまう事があるのです。
そう簡単には見つからないこともあります。また鬱の症状が重いときは見つけることが出来ません。楽しむ体力と精神が戻ってきていないので、回復するまで休養を続ける必要があります。
私の場合は半年ほどかかりました。自分のやりたい事って何だろう・好きな事って何だっけ？と自問自答を繰り返したりいろんなことに挑戦したりもしました。それでようやく「これかな？」というものを見つけ、今に至ります。
最後に趣味が数多く紹介されているサイトのリンクを貼っておきます。今まで興味がないと思っていた事でも、試しにやってみると面白く感じることもあるかもしれません。
→趣味百科
まとめ
・好きな事に熱中すると鬱の症状は改善され、楽しさを取り戻すことが出来る
・好きな事を持つことで能動的になれて生活習慣も改善し、健康的な生活に変えられる
・好きな事は自分の心に正直になって探すことで見つけることが出来る
今のところ好きでやっていることはブログと株の二つです。二つあることで集中力が途切れません。一つに飽きたらもう一つやればいいので暇になることが無いです。