うつ病の原因を過去に求めてはいけないたった一つの理由

結果には原因があるといわれます。因果応報という言葉もあります。そうであれば鬱になった原因もどこかにはあります。では過去を掘り返して原因を見つけたとしたら、どうなるのでしょうか。

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過去や他人のせいにしても改善しない

親や他人のせいにしても、過去の出来事のせいにしても、意味はないのです。そうしたところで、何か解決するわけではありません。

私は鬱になった原因を過去を分析する事で探しました。確かに虐待とかいじめとか、原因になりそうなものは見つけました

ただ、それがわかったところで得るものはありませんでした。原因がわかったところで、どうすれば良いのか結局わかりません

相手に謝罪を求めて回ったところで回復するとは思えません。良い感情を持っていない人にわざわざ会いに行くわけですから。そもそももう会いたくもありませんし。親とは会っていますが今更こんな話をしても虚しい気持ちになるのは目に見えています。

親はもう老いています。仮に、老いて弱まった人間に昔のことを責めてもこっちがいじめているような気持ちになってしまいます

過去を蒸し返したところで残ったものは、空虚な気分だけでした。その為、鬱の原因を過去に求めても意味は無いですし、悪化してしまうきっかけにもなるのです。

今とこれからの事を考え、建設的な気持ちにする

自己分析をする事が悪い事なのではありませんが、過去や他人に責任を取らせようとはしないで下さい。仮に謝罪を求めたり責めたりしたら、新たなトラブルの火種になることは目に見えています。

ならば、今のこの現状をどう改善していけるかを考え、試行錯誤したほうが建設的です。過去に原因を求めるのではなく、今と未来をどうしたいのかを考えたほうが良いのです。

「もう過去なんて知らん。考えたところでどうにもならないんだから考えないようにする!」と決めてからは心が楽になりました。

過去の嫌な事・嫌な人の事を考えていると嫌な気持ちにしかなりません。「あいつのせいで…」「あの時こうしていれば」という恨みつらみがどんどん大きくなってしまうのです。

私はあまりにも恨みつらみが大きくなってしまってからふと我にかえりました。「うわ、私はなんて不幸せな雰囲気を醸し出しているんだ」と気づいてからはそれをやめることにしたのです。

さらに「自分は今、何がしたいのか」「これからどういう人生を歩みたいのか」と考えるようにし、さらに「一日一生」「後悔しないように生きる」と心に決めました。

心を改めてからは、心自体が軽くなりましたしさっぱりとした気持ちでいることが出来るようになりました。あの恨みつらみも「あれはあの時の事であり、今は関係ない」と割り切るようになり「それより今日を楽しんで生きよう」と思えるようになったのです。

すると気分もプラスのループになり鬱の症状も消えていきました。

まとめ

・鬱の原因を過去や他人に求めても空虚な気持ちになるだけ
・過去の嫌な事・嫌な人を思い出しても嫌な気持ちになるので思い出さない事
・過去よりも今とこれからどうするかを考えた方が回復のきっかけになる
・やりたい事を考え、楽しむようにすれば良いループになる

人生一度きり、楽しんだ方がいいです。

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