私は診断される前、自分はうつ病かも知れないと感じる機会はありました。ネット上でもチェックするツールが色々あります。それを使って「自分は鬱だ」と判断したり「違うかも」と思うことがあったのです。
日常生活に支障をきたすならすぐ心療内科へ行く
今まで出来たことが出来なくなった、楽しかったことが楽しくなくなったという事は憂鬱な気分になったからかもしれません。憂鬱な気分は長くても数日もあれば治まり、通常の状態に戻るでしょうが、鬱病は違います。
2週間たっても、それ以上たっても憂鬱な気分が抜けないのです。むしろ悪化していきます。うつ病とは簡単に言えば憂鬱が悪化・長期化したようなものなのです。中学生・高校生・大学生なら学校を休みがちになったり、部活にいけなくなってしまう事があります。
食欲も減る・もしくは無くなる、不眠や過眠になって生活リズムがおかしくなることもあります。そうなっては学校の勉強についていけませんし部活の仲間にも迷惑をかけてしまう事になります。
それが罪悪感となって焦りや自責の念を生み、さらに憂鬱な気分に拍車をかけ、悪化する事につながります。これでは学校生活は送れませんし将来への進路にも支障が出ます。
社会人にも当てはまります。会社を休みがちになり、上司や仕事仲間に迷惑をかけ、それに対して罪悪感を感じ…となり、日常生活に支障が出てしまいます。
そういう時はネットで鬱病のチェックをし自己診断をすることも悪くはないですが、既に支障が出ているのですから心療内科に行き先生に相談することを強くお勧めします。恥ずかしがる必要はありません。
鬱病は年代性別関係なく誰しもがなる病気です。「私は違うんじゃないか」と思うことなく心療内科で相談してみてください。
理解の無い素人の意見には最終的には耳を貸さない事
「鬱は甘え」と信じて疑わない人がいます。その為、医者なんかにはいくなと言ってくる人もいます。その時はこう考えてください。
「それならこの状況で日常生活に支障が出ている私にこのままのたれ死ねとでもいうのだろうか」学生なら「進路に支障が出そうなのに、ならばこの人は私の人生に責任をとってくれるのか」と考えてください。
多分誰も責任をとってくれないと思います。実際に上記を口に出しても「お前が甘えてるだけだ」なんて言われてキレられるのがオチでしょう。
中高生であれば親と一緒に心療内科で診てもらうのが良いかもしれませんが、それが出来ない場合は学校にいるスクールカウンセラーに一度話を聞いてもらって今後の事を対処するようにしてください。
それ以上の年代の方であればまずは心療内科で自分の状況を説明してみて、診断を仰ぐようにしてください。
そこで「甘えだ」と言われてしまえば…そうなのかもしれませんね。一度自分と向き合ってみることをおすすめします。
まとめ
・「鬱かな?」と思った時点で日常生活や進路に支障をきたす状況なら心療内科に行ってみる
・とにかくカウンセラーや心療内科と相談して自分に起きている事態を把握することが第一
早め早めの対処で、悪化させて長期化するような事態が避けることが出来ればすぐに回復出来ます。まずはプロであるカウンセラーや医師に相談してみてください。