木の芽時(このめどき)、体調不良と精神不安定になる原因と対処

うつ病の予備軍

春という季節は精神的に不安定になりやすい時期です。ちょうど木々の芽が大きくなって新芽が出てくるころの事を「木の芽時(このめどき)」と呼びます。木の芽時は精神状態に対して注意が必要です。

春に不調になる3つの原因

ではなぜ、木の芽時には精神的に不安定になってしまうかを述べていきます。

寒暖差が激しい

寒暖差が激しいと体がそれについていけないことがあります。三寒四温という言葉があります。これは寒い日が三日続いた後に四日ほど暖かい日が続くというものです。暖かい日が有ったり寒い日が有ったりすると体が「?」となってしまいそれに対応できなくなるのです。

また朝晩の気温の差もあります。朝寒い時でも昼間はだいぶ暖かくなる季節です。いままでは寒いだけだったのに季節に変化が出てくることは、身体にとってはストレスになるのです。

卒業・引越しなどの変化

春は年度がかわる時期でもあります。学校を卒業して進級または就職新しい環境に身を置くことになる人もいます。いままで下級生だった人が上級生に進級して引っ張っていく立場になることも大きな変化です。会社でも後輩が出来る・昇進して部下が出来て責任が大きくなるという変化があります。

また、転居して今まで住んでいた場所を離れることもあります。一から生活習慣をつくることは結構なストレスになります。どこに何のお店があるかわからなかったり、何を誰に相談すれば良いのかわからなかったりと一ヶ月くらいは落ち着けません。

1年度を振り返ってしまう

上記のような変化が自分にはなくても、周囲の人には大きな変化があるという場合もあります。そうなると自分と他人を比べて「あいつはすごいな」と感じたり「それに比べて自分はなんなんだろう」と落ち込んでしまう事があります。

周りの幸せな変化に一種の寂しさを感じてしまうのです。この一年、何もしていなかったと考えてしまうと自分の事を情けなく思ってしまい、落ち込んでしまいます。

木の芽時は普段以上に休む

体調管理に気を配る

木の芽時の季節の変化では自律神経が乱れやすいです。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくなされません。ホルモンバランスも崩れます。その為うまく疲れをとることが出来ず、常に疲れた状態であったりだるいと感じることが多いです。さらに頭痛・肩こり腰痛も起こります。「なんだか体調が悪い」という状態になってしまうのです。

とどめに花粉症の人はクシャミによって体力を奪われます目のかゆみは大きなストレスです。鼻水も止まらず息がしにくいので頭がボーッとします。ただでさえ調子が悪いのに花粉症ではきついものがあります。そうでなくても上記で書いたように体が弱っています。風邪などの感染症には普段以上に注意が必要です。

その為、この時期はしっかりと休息をとってください。夜は暖かくして早めに寝ること、栄養をとることでいいんです。何か特別なことをするのではなく栄養と休息に気を配ってください。花粉症であればお医者さんに行って診てもらいましょう。

木の芽時をきっかけに鬱になることに注意

冬場は大丈夫だったのが、春の木の芽時をきっかけに鬱になってしまう事もあります。木の芽時の時期を過ぎれば体が季節に慣れてきて不調も解消されるのですが、もう若葉も生い茂っているのに不調のときは注意が必要です。

その時はカウンセラーに相談してください。もしかしたら心身の不調から鬱になってしまったという恐れがあります。木の芽時の不調がずーっと続いて五月病になってしまったらそれは鬱を疑ってみてください。

早め早めの対処が回復への糸口です。信頼できる人に相談して解決策を話し合ってください。

まとめ

木の芽時の心身の不調の3つの原因
1.寒暖差によるストレス
2.卒業・引越しなどの変化
3.1年を振り返って物悲しくなる

木の芽時の不調への対処
・栄養と休息を普段以上にとる
・鬱につながることもあるのでその疑いがあれば相談する

春は暖かくなり、様々な花が咲き目を楽しませてくれる季節です。そんな季節を不調で過ごさず、健康を保持して楽しんでください。

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