うつ病は大人だけがなるものではありません。子どもにもうつ病になる恐れはあります。特に多感な10代の時期、心のキャパを超える出来事が有った場合にうつ病になることがあります。
子どもの「うつ」
私の場合、いじめや人間関係がうまくいかないことが多かったので今考えれば鬱の症状に当てはまる事がありました。すべて10代の頃の事です。
・体がだるくて疲れやすい
・部活がとてつもなく嫌だ(吹奏楽部だったのですが、音楽は嫌いではないのに部活が非常に嫌になったのです)
・中学時代に初めて肩がこり、どんどん肩が痛くなっていった
・無気力
・学校を休みがちになる
・食べ盛りのはずが食欲が無い
異変に気づきケアすることが必要
この子どもの異変を見逃さないようにしてください。放っておけば治まるなら安心できますが、2週間以上長く続くようなら要注意です。
単に怠けているのか、疲れているのか、うつ病なのかの診断はスクールカウンセラーやお医者さんに任せてください。親御さんやご家族としては自分たちだけで判断せず、どう対処するべきか上記のプロに聞くようにしてください。
冷静な対応を
これから受験もあるのに!大事な時期なのに!と考えてしまうと焦ってしまうでしょうが、焦りは禁物です。
うつ病とは正面から向き合い、親御さんもうつ病の子どもに寄り添う事から始めてください。やみくもに「学校行け!」「勉強しろ!」と叱りつけても効果はありませんし、委縮してしまいます。
私はよく上記のような怒られ方をしました。他の記事で書いているのですが家族の不仲や親との信頼関係を築けなかったことで家族にSOSを発信することが出来なかったのです。
そして私が中学時代の時はカウンセリングもまだそんなに一般的ではありませんでしたので一人で抱え込んでしまいました。最初に書いたよくわからない体の不調と心の異変に悩まされ、それがズルズルと20代まで続いてうつ病と診断されました。
10代は多感な時期ですから悩みや心が不安定な部分はあります。過干渉せず、かといって放置せず適度な距離感を見つけて向き合うようにしてください。早めに対処することで私のように何年も苦しむような人が減るのならば幸いです。
まとめ
・子どもにも「うつ」は起こりうる
・子どものうつは早く気づいて対処することが必要
・早めに対処しないと長引いて大人になって初めてうつ病だとわかる事にもなる