まさかのトランペット購入で吹奏楽部に縛り付けられる

前の記事でとんでもなくボロボロなトランペットをあてがわれましたが
それによって私はもう部活が嫌になっていました。

もともと嫌でしたが、嫌だという理由が転がり込んでくる事になりました。
早速親に話し、部活をやめたいと言い出しました。
しかし親は思いがけない行動をとるのです。

なんとトランペットを買ってきてしまうのでした。
ボロボロの楽器を使うことになったことには怒っていました。
しかし楽器をまさか自前で購入するとは全く思ってもいませんでした。

これにより私には吹奏楽部を辞める理由がなくなります。

ですがこれが周りの目を厳しくさせるのです。
初心者で何も吹けないくせに楽器だけは一人前だな
宝の持ち腐れだと。

先輩よりも良い楽器を使ってますからね…。
それはそうなります。

良い楽器使ってんだからちゃんとやれよとかいろいろ言われました。

もう逃げられないと思った私は練習にいそしみます。
頑張ってやるしかないと悟ったのです。

ですが、女性社会の中の男は肩身が狭いものでした。
練習場所を探すにもあとからやってきたパートに横取りされて追い出され、
ようやく見つけた練習場所も「うるさいから違うところに行ってくんない?」と邪険にされたものです。

同じパートのメンバーがいるときはそんなことは言われないのですが
私一人の時、または私とその後輩だけの時があると完全に邪険にされるのです。

もう女性は怖くて怖くて仕方ありませんでした。

本当にこういう時に強いメンタルとコミュニケーション能力というのが重要だと思いました。
そういったものがあればなんとか言いくるめたりしてうまく収めることが出来たはずでしょう。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする