小学生時代の吹奏楽部入部から数か月後、年度が替わって後輩が入部してくることになりました。
ワイワイとこれまた女子がわんさか入ってくることになるのです。
「頼りない」「弱そう」と、開口一番に言われました。
しかもその言葉を何度も何度も繰り返し言われました。
ボロカスに言われましたね。
人目のないところまで走って行って泣きました。
とにかくその後輩が自分のパートに入ってきました。
当然なめられていますから私の言うことなど聞きません。
さらにまずいことに私は後輩の教育係となったのです。
教えても真面目にやりません。
優しく言えばなめてかかって適当に練習します。
当然、上達しません。
その為に合奏中に後輩がミスをするとその責任は私に降りかかります。
「お前の教え方が悪いんだ、いったい何をしているんだ」
と怒鳴られます。
そこで厳しく教えることにします。
しかしちょっと厳しく言うだけで泣くのです。
泣いたら泣いたで
「何泣かせてんの?女子を泣かすなんて最低!!」
と言われ、もうどうにもならなくなります。
ちなみにうそ泣きです、周りに人がいなくなるとニヤニヤしながら私を見てきます。
もうこれで女性恐怖・女性不信が私を支配することになります。
でも逃げられません。
部活を辞めてしまったら
「何のためにあの楽器を買ったの!?高かったのに!」
と親に怒られます。
いやいやながらも続けるしかなかったのです。
クラスの男子はスポーツをやって吹奏楽部のメンバーはキャーキャー言っています。
私に対してはごみを見るような目で見てきます。
そういえば就職活動中に「私は吹奏楽部でした」と言ったら
ものすごく馬鹿にするように笑ってきた女性の人事がいたのを思い出しました。
やっぱり男性はスポーツが出来た方がいいのですね…。