うつ病の薬は勝手にやめてはいけない!悪化の原因になる

うつ病の闘病記

薬を飲みつつ仕事を続ける生活が半年ほどが経ちました。正直何の薬を飲んでいたかわかりません。精神を安定させる薬と睡眠薬と言われて処方箋をもらい、薬局で処方していただいたものをただ飲んでいました。

正直にいうと鬱というものを軽く考えていたのです。まだ「気の持ちよう」だとたかをくくっていたので、病気の事を調べもせず医者に症状を伝えて言われたとおりの薬を飲む事しかしていませんでした。

薬の副作用のきつさ

しかし副作用がつらく感じました。睡眠薬は飲んで横になったら、次の瞬間に朝になるといった感覚です。寝た気がしません。

他の薬の副作用もあります。昼間にはなんだかだるい感じが続いており、集中力が持ちません。ボーっとしていることが多かったです。仕事になりません。

食欲も回復しません。食べること自体が面倒に・苦痛に感じます。噛む行為が面倒なのです。その為、無理に物を食べようとしても何回か噛んで無理やり飲むこむことをしていました。その分のしわ寄せが胃腸にきてしまい、胃腸は常に調子悪かったです。

ただ生きて存在しているだけの状態になってしまいました。それ以外の事は何もできません。仕事にもならないし日常生活を送ることも難しいです。ぼーっと寝て置きてを繰り返している人間になってしまいました。自分の意思もあるのかないのかわからない、ただ生きている人間です。

薬が嫌になって医者も薬もやめる

意識がボーっとする、自分は夜寝たのか気絶したのかわからない状態、ただただ生きているこの状態に嫌気がさしました。「薬を飲めば良くなるんじゃなかったのかよ!」と逆ギレに似た感情が生まれてきました。これが薬を飲んでいた時期に生まれた唯一の感情です。

もう医者に行っても薬飲んでもダメならそんなの辞めてしまえと、そういう気持ちになり勝手に通院をやめ、まだ飲んでいなかった薬は捨ててしまいました

今思えば結局自分が鬱であるという事を認めたくなかったのでしょう。間違った選択をしてしまったと感じています。しかしその時はすっきりしました。「これで自分は普通の生活に戻れる」「薬なんかのせいで変な風になってしまったけどこれからは健康者だ」なんて考えていました。

その時は久しぶりに晴れやかな気持ちで会社に向かったものでした

一時的に回復したかに見えたが結局悪化する

薬を捨てて、医者にもいかないと決めたその日は清々しい気持ちで過ごすことが出来ました。また以前のようにバリバリ頑張るぞという充実した日が訪れました。副作用から解放され、心身ともに元気を取り戻したかのように見えました。

そんな日は長く続きません。鬱病であることには変わりないのです。薬を飲まなければ症状は出てしまいます。

すぐ元気はなくなります。集中力ややる気がどうしても起きず感情が無くなります。その為仕事も小さなミスが増え、上司の指示を理解することが出来ません。

上司に「これさ、あの時の○○プロジェクトの時と同じやつだからさ。この会社の資料見て書類作っといてもらえる?」と言われても「わからない」という思考回路になっていました。

「確かに過去のこの書類は自分が作ったものだ。まぎれもなくこれつくったの私だ。でもわからん、なんで作れたんだ?」・・・考える力が無くなってしまったのです。

勝手に薬はやめることはダメ!

このように薬は勝手にやめると症状を悪化させます。もしも、信頼できない医者がいたとしたら別の医者に頼るなりしてください。自分だけの判断では間違った判断になるのです。

薬が合わないのなら医師と相談して薬を変えてもらう事も出来ます。医師も薬も、選択肢はいろいろあるのです。合うまで探せばいいのです。

病気のところ、これらの選択と決断をすることは大変ではありますが、それをせず逃げてしまうと結局は悪化してしまい、回復からは遠のいてしまうのです。

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