鬱で休職する場合、私の場合は一か月単位で休みを決めました。とはいえ合計2か月で復職を決め、まだ回復しきれないまま仕事を再開したためまたすぐ調子が悪くなってしまったのです。結果、復職から2か月後に退職をすることになります。
心のそこから「退屈だ」と思うまで休む
少し回復しても休み続ける
休むと決めたら、もう何も考えず徹底的に休むようにしましょう。自覚がないかもしれませんが相当疲れがたまっているはずです。まずは身体を横にしてリラックスし、2,3日様子を見てください。
すると3日後くらいに疲れが出てくるはずです。そうなったらその疲れの症状をとるためにとにかくゆっくりとした生活をしてください。家事などは必要最小限にとどめましょう。趣味を楽しむ事もやめてください(そもそも鬱になってしまったらそんな気は起きないとは思いますが。)
来る日も来る日もずっと休みましょう。少し回復したからといって「あれをやろう」「これもやろう」と思ってもそこは我慢です。まだ体力が回復していません。何かをやってしまうとせっかく回復した体力を使ってしまい、後戻りしてしまいます。
心の底から「退屈だ」と思えれば回復の証拠
私は退職してから半年ほどずっと休んでいました。貯金を切り崩しながらの生活です。最初は寝て起きるだけの生活で、時には眠れず時には起きられずの状態が4か月ほど続きました。しかしその後はだんだんと気分も体調も安定してくるようになりました。
その4か月間はなにがなんだかわからないうちに過ぎていき、いつの間にか季節も変わっていました。その経過した時間は速かったような遅かったような良くわからない感覚です。
これだけ休み続け、そして回復するとそれまで感じていなかったことを感じるようになります。「暇だ」という思いです。今までは体力も気力もなかったため休む事だけで精いっぱいだったのですが、ようやく「何かをやりたい」と考えるようになったのです。
でも休み始めた当初も「何かをやりたい」という思いはありました。でも気力体力がない中でその気持ちだけが空回りしてしまい、やろうとしても出来ないしその出来ない自分に自己嫌悪をするという悪循環な事に陥っていました。そんな事をやっていたせいで結局休むことも出来ませんでした。
ですから最初に「何かしたい」という思いが存在してもそれは無視してください。まずは休む、そして回復してから「暇だ」「何かやりたい」と思うようになったときにその「何か」を始めるようにしましょう。
まずはゆっくりと始めよう
何かやろうと考えてもいきなりMAXの力で取り組まないようにしてください。例えば、今まで寝てた人が急にダッシュで走っては身体がびっくりしてしまいます。ですからゆっくりと少しずつリハビリという形でやっていきましょう。
まずはそのやりたい「何か」を探すことから始めるといいです。ネットサーフィンして探すなり、本を買って読むのもいいでしょう。とりあえず散歩をしてみるのもいいです。
徐々にやりたい事を見つけていき、少しずつ行動していくようになるとさらに回復するようになります。やりたい事・楽しいこと・ワクワクすることを見つけることが出来れば気分は上向きます。なかなか見つけることは難しいかもしれませんが、ゆっくり視野を広げて探せばいいんです。
そして疲れてしまったら、また休みましょう。「何か」はやりたい事であり、「やらなければいけない事」ではありません。義務ではないので強迫観念のように感じる必要は全くないのです。
まとめ
・少し回復したからといってすぐに仕事に復帰してもすぐまた症状は悪くなることがある
・復帰を急がず休む時は徹底的に休み、心の底から「退屈だ」と感じるまでとにかく休む
・退屈すぎで仕方ないと思うようになってからゆっくりとリハビリがてらやりたい事を探す
復帰を急ぎたいという気持ちはとてもわかります。でもその急いた気持ちが邪魔をして、私はちゃんと休めませんでした。そして退職してしまったのです。
急がず焦らず、ゆっくりと休んで回復してから復帰を試みるようにしてください。むしろその方が回復への近道です。
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