全国大会出場で芽生えた熱い心

きっかけはどうであれ、始めたことや今やっていること。
どうせなら高みを目指してください。
惰性でなんとなくやると時間が無駄になってしまいますし
高い目標を持ってそこに向かってひたむきに頑張ると、得るものは多いです。

私はみずからやりたいと思ったわけではないのですが、運動が苦手という理由で吹奏楽部に入部することになりました。
よりにもよって大会に対する思いがとても熱い学校でした。

朝・放課後の練習は勿論の事、休日はここぞとばかりに猛練習の部活です。
顧問の先生も厳しく、部員も殺気じみたものを放っていました。

最初はもうその熱さにおびえながらやっていました。
なんでこんなに熱いんだろうと疑問を持ちつつやっていました。
こんなことなら家でゴロゴロしていた方が断然いい、これがなにになるんだ…。

しかし徐々に大会を勝ち進むにつれて「達成感」「高揚感」のようなものを感じることになります。
地区の大会とかは「早く終わらないかなー早く帰って寝たい」とかしょうもないことを考えていました。
ですが一度、二度、勝ち進むと周りの部員の喜ぶ顔、そしてライバル校の悔しがる表情
さらにライバル校から「私たちの分も頑張って」というエールが送られます。

はっとしました。
私はいままで「嫌だ」とか「早く終わらないかな」「つまらない」という事ばかり考えていました。
でもこんなことばかり考えていては仲間に迷惑がかかるしエールをくれる人たちに申し訳ないということを自覚したのです。

そこからは練習に打ち込みました。
「ちゃんとやろう」という自分の意思が芽生えたのです。

さらに勝ち進みます。
いままでは勝っても「ああそうですか、早く帰ろう」という感情だったのが
「やった!練習した甲斐があったぞ!」という達成感に変わったのです。

そして全国大会出場、とてつもない重圧ですが情熱でそれを跳ね飛ばしました。
全国優勝はなりませんでしたが、目標を持った時の熱さ・達成感、そして最後に悔しさを味わうことが出来ました。

そしてこうも思いました。
「仲間っていいな」
一人では実現できない事が、何十人も集まると大きなエネルギーになって実現できるのだ、と。

それまで私は人間嫌いでした。
しかし、このおかげでそれが改善されました。

一人でできることはとても狭いです。
そしてスカした野郎でいるのは簡単です。

でも一度集団の中に身を置いてください。
単なる暑苦しいものだと思っていた情熱は、とてもさわやかなものだということがわかります。
そして、とても素晴らしい財産を生み出すものなのです。
仲間の大切さ
一生懸命やる快感
達成感
高揚感
どれも実際に味わうことが出来なければわからないものです。

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