通院を再開、再び抑うつ状態だと診断される

うつ病の闘病記

無気力で自堕落になってからは毎日がただただ過ぎていく時間となりました。「向上心?責任感?なにそれ?」といった心の有様です。

会社にもいかず何もしない日々を送る

今まで頑張っていたことを「あぁ昔はそんなこともやっていたね」としか感じない、隠居したお年寄りみたいな人間になってしまいました。別に過去に何かを成し遂げたわけでもないのに。

会社もさらに休みがちになります。体調不良だなんだと理由をつけては会社に連絡をとり、それが終わったら布団の中でグデーッとだらだら過ごします。

しかし仲良くしてくださっている会社の役員の方に質問されてしまいました。「薬は何を飲んでるの?」と。

「まずい」と焦りました。勝手に通院を止めて薬も捨ててしまいました。そして病気と薬への知識がない為なんにも答えられません。しかしメールだったので答えるまでに猶予はあります。

役員の一言で通院再開

しぶしぶ再び病院にいきました。「すみません、勝手に薬を止めてしまいました。」と謝り再び診断を受けました。結局症状は変わらず、いやむしろ悪化していたため再び抑うつ状態との診断を受けさらに強い薬を処方されました。

何だかよくわからないカタカナの名称を送りましたが「そっか、まぁ俺もよくわかんないんだけどね。俺も一回心療内科行ったことがあってさ、なんか診断されて薬もらったけど捨てちゃったわ(笑)。だって自分の事は自分が一番わかってるしね。」

と返されてしまいます。「なんなのよ…。」という感じです。

とにかく医者に対してもバツが悪いので通院再開しました。薬を再び飲みはじめます。今度はどうやら体が薬になれたのかそれとも鈍くなったのかわかりませんが副作用はあまり感じられないようになりました。多分無気力だし自堕落だからどうでもよくなったのだと思いますが。

もう自分で行動を起こしたところで何をしでかすかわかりませんし結局おかしな結果を生みますし、それなら医者のいう事でも聞いておこうという心境です。ここから再び通院生活が始まります。

無知はイカン

私は鬱に対する知識がなく、またその知識を得ようとしませんでした。自分が鬱であることを認めたくなかったので、自分を鬱から遠ざけようとしていました。

でもそれが鬱と向き合う事をせず、悪化に向かわせる原因となったのです。よく「敵を知り己を知る」なんて言葉を聞きますが鬱に対してもそれは当てはまります。

鬱の事を知っておかなければ鬱に対処する手は見つけられないのです。だから私はこれまで素っ頓狂なことをしてきては失敗して悪化させ、時間を無駄にしてしまったのです。

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