音楽で感情や気分をコントロールする事で、うつ病を落ち着かせる

重い鬱(死にたい・全てが嫌)

音楽は心に影響を与えてくれます。気分を盛り上げたり、逆に沈めてくれたり、感動したりと様々です。そこで私がどうしても落ち込んでしまった時の音楽を使った対処法をご紹介します。

落ち込んだらまずスローな曲

仕事がうまくいかなかったり、嫌なことがあると気分が沈みます。特に鬱になると何もないのにいきなりずしーんと落ち込んだ気分になることがあります。

「いつまでも落ち込んでいる場合じゃない」「落ち込んだままじゃ何も進まない」と思いますが、私はそう簡単に切り替えられる人間ではないので困っていました。しかも鬱を発症してからは身体もいう事を聞かない(動かない)のでどうすりゃいいんだと頭を抱えていました

そこで、昔私は音楽が好きだったことを思い出したのです。久々に聴いてみようと思い、再生ボタンを押しました。元気になりたいと思ったのでロックを選曲してみたのですが・・・

ただただ、うるさいだけに感じてしまったのです。以前なら楽しめたのに今は騒音にしか聞こえなかったのです。1分もたたないうちに嫌になり停止ボタンを叩くように押してしまいました。

別の曲も試してみました。過去にはやった曲や映画音楽、吹奏楽、クラシック、メタル…いろいろ聴いてみたところようやく見つかりました。

ドラマ「相棒」のエンディングでよく流れる曲『帰還』でした。この曲は、相棒の二人が事件を解決して、事件にかかわった人物が明日に向かって静かに一歩踏み出すような、そんなシーンでかかる曲です。この物悲しい切なくなるような静かな曲がなんだか今の自分に沁み込んでいったのです。

しばらく聴き続ける

私はその曲を1時間くらいぶっ通しで聴き続けました。3分くらいの曲ですがずーっと繰り返しをしていたのです。気分はどんどん落ち着くというか落ち込んでいくというか、沈んできます。

そりゃ落ち込んでいる人間が暗めの曲を聞けば沈みますわな。だんだんと聴き続けていくうちに沈み続け、果ては「無」の状態に近いものになったのです。

すると前述の、相棒での1シーンを無意識のうちに思い出したのでしょうか。少し前向きな気持ちが湧いてきたのです。それとも1時間も同じ曲を聴き続けて飽きただけかもしれませんがね。

少しずつ明るい曲を

その後、別の曲を聴いてみました。さっきまで聴いていた曲が相棒だったので・・・。

相棒のオープニングテーマを聴くことにしました。。。※なんだかドラマが好きなだけなんじゃないかと思われるかもしれませんが好きなことは確かです。

こちらの曲は勇ましいというかかっこいい曲になります。「よし、やるぞ!」という気分にさせてくれる曲なのです。これを何回か繰り返しで聴くと気分は良い調子になってきました。

心の調子を取り戻したら身体も動くようになり、仕事等のやれていなかったことも出来るようになってどんどん好転していったのです。

まとめ

落ち込んでいるときに、無理やり明るい曲を聴いても私の場合は逆効果でした。うるさいだけの騒音になってしまい、心と体が拒否をするのです。

そんな時はいっそのこと落ち込んだ時にふさわしい曲、暗かったり静かな曲を選ぶと良いです。徹底的に落ち込むまで音楽を聴き続けるといつか底を打ちます。

そのあとで、明るくなれる曲をかけると拒否反応は大幅に軽減されるはずです。その時に気分を上げる曲を聴いて心の状態をよくしてみてください。

音楽をうまく使って心をコントロール、お試しください。

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