大学1年、2年と引きこもり状態をやっていましたが、さすがに引きこもりの大学生活はまずいと思った私は改善を始めます。就職活動で使うエピソードづくりもかねて、アルバイトを始めます。
意を決してバイト開始
なかなかきつかったです。周りは高校生ばかりです。そして自分は20歳になっていました。引きこもり・人見知り・怖気づいた人間、初めてのバイトです。
アウェーでしたね。フリーターの人もいましたが年下ですし、どう接すればいいのかさっぱりわからない状態でした。
そしてまたその高校生たちがリア充揃いでしたので自分の現状が悲しくなりました。俺はいままで何をやってきたのだろうと。
でもこれでくじけては先に進めません。年下のバイトの先輩にどやしつけられながらもなんとか頑張りました。家では一人泣きましたけども。
昔のいじめ経験で忍耐力がついていた
でもここで昔のいじめ・部活などで培った忍耐力が役に立ちました。幼少期の苦い記憶とそれに何とか耐えたということで「あの時よりかはマシだ」と思って耐えていました。
バイトの内容としては品出し・レジ打ちです。いっそのこと「人」に慣れる為に接客業をすることにしていました。人間生きていれば嫌が応にも他人と関わります。ならばちゃんと人と接することが出来るようになろう、と考えたのです。
もう自分の抱えているいる問題から目を背けない、正面から向き合って解決しようとしたのです。
接客業、変な人を見るのも一つの楽しみ
やっぱり接客業ですから、いろいろな客がいます。やたらおしゃべりが好きでべらべら話しかけてきて仕事にならない人・逆に何も話さず意思表示もしないので対応に困る人などなど・・・。
もちろんクレーマーもいます。毎日のように店に来ては因縁をつけてくるジジイやギャーギャー喚くババアなど色々いました。
最初はすっごく嫌でした。普通に買い物して普通に帰れよ…面倒くさいと思っていましたが、しばらくすると考えが変わってきます。
どうやってかわすかを考えたりしました。とりあえず大声で「申し訳ございませんでしたぁ!」といって相手にしゃべらせないようにしたり無駄に忙しそうにしたりしてかわしました。
どうせこういう人たちは暇な人か、ストレス発散の為に来ているだけでしょうし、買い物をするといったって大したものは買いません。来る事自体がほとんどの目的です。
自分の問題には正面から向き合いますがこういうしょうもないことに正面から向き合っても仕方ありません。
耐えた先には「成長」した実感がある
そうしているうちに、こういうことも楽しいと思えるようになりました。なんとか周りのバイトとの関係も耐え抜いていくうちにだんだん仲良くなることも出来ましたし社会へ出るための訓練がどうにか出来たような形になりました。
他人よりブランクがあるけど、なんとかできるのです。変わるときというのは確かに苦しかったり嫌だったりします。人間の脳は変化を嫌うとも言いますしね。
でも変わらなければどうにもなりません。この成長したという実感はその後の就職活動へ向けた原動力になりました。
まとめ
1.変わることはエネルギーがいる、でもそれは最初だけ
2.過去のマイナスな経験も役に立つ時がある
3.自分ではどうにもならない問題は「かわす」
4.成長を実感し達成感を得ることが出来ればそれがまたエネルギーになる
一歩踏み出すことは怖かったですが、踏み出してしまえばその後の足取りは軽かったです。なんとかなるんです。大丈夫です。
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