あなたは、引きずりやすい性格ですか?
私がうつ病になった原因の一つと考えられることは「嫌な事をずっと引きずってしまう事」です。嫌な事ばかりを考え続けてしまい、心を切り替えることが出来ずにずっと嫌な気分を持ち続けてきたことでした。
ただ私はあるワードを見つけてからは、嫌な事を引きずらないように心掛けて鬱の症状を悪化させず、改善するようになってきたのです。
それは、「ショートメモリー」です。
目次
ショートメモリーとは「失敗にとらわれない」事
スポーツをやっていた方は良く聞いた言葉かもしれません。試合などで失敗した時に「切り替えていこう」と言い聞かせていたかと思います。
私は文化部だったので聞いたことは無かった気がしたのですが、体育の時間にこの「失敗にとらわれずやっていこう」という意味で「切り替えていくぞ」とよく聞いていたことを思い出しました。
ミスにとらわれてそれ以降の試合の展開に悪影響が出てしまっては勝つことは出来ませんからね。ミスにとらわれず反射神経や今後の展望を考え行動しようという事です。
普段の思考法にも使用し心を暗くしない
このショートメモリーという言葉を知ってからは過去の失敗や苦い記憶そして嫌なことに対して使うようにしてみました。
スポーツではミスを起こした時に、その時のミスにとらわれないようにするために使用します。でも私は「現在の自分の心を暗くしたり不安定にさせるような過去の事」を思い出すたびに使うようにしています。
「過去に悪影響を受けず現在の精神状態を平穏に保つため」にやっているのです。最初に書いた意味とは結構離れてきてしまいますが、「過去の事で現在とこれからに悪影響を与えない」という目的は同じです。
嫌な記憶を引きずりすぎてうつ病になった過去
元々私は心の切り替えがうまくはありませんでした。失敗や、なにか嫌なことがあるとずっと引きずる性格でした。引きずってばかりだったので基本的に落ち込み続ける状態だったような気がします。
子供時代からそうで、大人になってもその性格は変わりませんでした。引きずってばかりだったので年々引きずる失敗や嫌な記憶は積み重ね、増え続けます。さらに引きずり続け記憶を反復させるので最終的に記憶は定着してしまいます。
そしてとうとう引きずる量が脳のキャパを超えてしまい、うつ病になってしまったのです。うつ病になったきっかけは「なんだそんな事」な事なのですが裏の原因はこの事だったのです。
ショートメモリーを拡大解釈し「過去に縛られない」
「普段の思考法にも使用し心を暗くしない」の部分でも書きましたがショートではない記憶にも応用し、過去に縛られないようにしています。
さらに今現在をスポーツの試合のように考え、ミスや嫌なことがあっても引きずらないようにしています。何かあっても「ショートメモリー」または、「切り替えていこう」と唱えています。
実を言いますと最近調子がだいぶ良くなりましたので社会復帰の為に就職活動を始めました。うつ病になったせいで会社を退職し、1人であっても経済的自立をするための活動はしているのですが、社会から隔離されたくはないので就活をしています。
あまりうまくいきません。新卒の頃とは違い聞かれたくないことを聞かれますし、面接で落ちる事もあります。
そこで、ショートメモリーです。面接で嫌な質問をされて気分が荒んでも、採用見送りで気分が落ち込んでも切り替える為に忘れます。忘れれば気持ちは切り替わります。切り替えれば悪影響が無く前に進むことが出来ます。
だんだんと就活も緊張しないようになり、昨年の今頃の寝たきりに近い状態と比べると出来る事も飛躍的に多くなり、道半ばですが充実感は出てきました。
「切り替えていこう」と唱えよう
先ほどサラッと書きましたが、私はショートメモリーを実践するために「切り替えていこう」と唱えています。
失敗にとらわれずこれからに悪影響を与えないために気持ちを切り替えようという、そのまんまの言葉です。
ショートメモリーを実践してみようと考えている方、唱えてみてはいかがでしょうか?「言霊」という言葉もありますから、やり続ければ身につくと思いますよ。
まとめ
・ ショートメモリーとは「失敗にとらわれない」事
・普段の思考法にもショートメモリーを使用する事で心を暗くしないようにも出来る
・嫌な記憶をいつまでも引きずりすぎると、うつ病になるので要注意
・ショートメモリーを拡大解釈し「過去に縛られない」ようにする
・過去に縛られないために「切り替えていこう」と唱えよう
いかがでしたか?スポーツで使われている用法からは拡大解釈してしまいましたが、心の健康を保つ為には忘れる事も大切な事です。
「自分は引きずっちゃうタイプだな~」とお考えの方は実践してみてください。
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