メンタルが弱った朝、言葉の力に救われた私の体験談
メンタルが落ちている時、朝の数分が大きく1日の流れを左右します。私は以前、仕事のストレスが重なり、目覚めた瞬間から「今日もまた頑張れる気がしない…」と感じる日が続いていました。
ベッドから起き上がるだけで精一杯で、仕事に向かう前からすでに疲れ切っていたのです。
そんな時、知人に勧められて始めたのが 「毎朝の肯定的セルフトーク」 でした。正直、最初は半信半疑でした。「自分に向かってポジティブな言葉を言うだけで何が変わるんだろう」と思っていたのです。
しかし、数日続けてみると、気持ちに小さな変化が生まれました。心の中にほんの少し余白ができて、気付けば朝の憂うつ感が軽くなっていたのです。
毎朝の肯定的セルフトークとは?心理学でも効果が認められる回復法
肯定的セルフトークとは、自分に向けて意図的に前向きな言葉をかける習慣のことです。
「今日の自分なら大丈夫」
「無理しなくていい、着実に進めればいい」
「昨日より1ミリでも良くなれば十分」
といった言葉が代表的です。
心理学では「アファメーション」とも呼ばれ、
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自尊心の向上
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不安の軽減
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行動意欲の向上
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ストレス耐性の強化
といった効果が示されています。
特に朝に行うことで、その日1日の「心のベース」を落ち着いた状態に戻しやすく、メンタルが弱っている時のブレを整える役割があります。
実際にやってみて感じた3つの変化(体験談)
私が毎朝のセルフトークを2週間ほど続けた頃、次のような変化がはっきり現れました。
1. 朝の気持ちの重さが半分に減った
以前は目覚めてすぐ、「今日をどう乗り切ろう」と考えていましたが、セルフトークをすることで
「とりあえずスタートしてみよう」
と気持ちが軽くなりました。完全に元気ではなくても、始めるだけのエネルギーが戻ってきたのです。
2. 自分を責める癖が減った
失敗すると「自分はダメだ」と思いがちだった私が、セルフトークの影響で
「誰でもうまくいかない日はある」
と自然に思えるようになりました。自己否定が減ることで、メンタルの揺れ幅も小さくなりました。
3. 仕事での集中力が戻った
不安で頭がいっぱいになることが減り、仕事に向き合う気持ちが戻ってきました。朝の5分で心が整うだけで、日中のパフォーマンスにこれほど響くとは思いませんでした。
今日からできる!毎朝の肯定的セルフトークの具体的なやり方
メンタルが弱っている時は、ハードルが低いことが大切です。私が効果を感じた「3ステップのやり方」をご紹介します。
●ステップ1:朝起きたら深呼吸を3回
いきなり言葉を発するより、まずは呼吸で心を整えます。
●ステップ2:鏡を見るか、スマホのメモを開く
セルフトークは声に出しても、心の中でもOK。
鏡を見るのが難しい日はスマホを見るだけでも効果があります。
●ステップ3:自分に優しい言葉を3つかける
例:
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「無理はしなくていいよ」
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「できる範囲で大丈夫」
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「今日は一つだけ良いことを作ればいい」
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「ゆっくりでいい、あなたは頑張っている」
たったこれだけですが、続けるほどに効果が積み重なります。
効果を最大化するセルフトークのコツ
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完璧を目指さない
気分が落ちている時ほど、言葉が心に入らないことがあります。そんな日は「とりあえず言うだけ」で十分です。 -
否定形ではなく肯定形にする
「失敗しないようにしよう」ではなく
「落ち着いて進めれば大丈夫」
というように、前向きな表現を使います。 -
自分が自然に受け入れられる言葉を選ぶ
無理に「私は最強だ!」など極端な言葉は必要ありません。等身大の言葉でOKです。
毎朝の肯定的セルフトークは“心の安全装置”になる
メンタルが弱った時、私たちは思考がネガティブに偏りやすくなります。そんな時こそ、毎朝のセルフトークは心の負担を軽くしてくれる“安全装置”になります。
大きな努力は必要ありません。たった数分の言葉が、あなたの1日の景色を変えてくれます。
「最近朝が辛い…」「気持ちがずっと重い…」
そんな時は、ぜひ明日の朝から試してみてください。
きっと、少しずつ心が戻ってくるはずです。

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