不安であったり、いろいろと考え込んでしまう性格。私は何かあるとすぐ悪い方へ悪い方へと考え続けてしまい、気が付くと起きた出来事とはかけ離れた恐怖心で頭の中がいっぱいになり、頭を抱え込んでしまいます。
ネガティブは底なし沼
マイナス思考や妄想という物は際限なく続きます。私は図らずも常日頃からネガティブな妄想をしていたものですからすぐ突飛な妄想に飛んでいく事が出来ます。全然自慢になりませんがね。
例えばこんな経験があります。マンションの自分の部屋から出る時の事です。普段は近隣に住む人にばったり会うことはめったにありません。しかしその日はばったりと出会ってしまったのです。
ばったり出会ってしまったと書きましたが、マンションに住んでいるならばそりゃ誰かにあうだろうというのは当たり前のことです。しかし私はパニックになってしまいました。
相手の方はにこやかに「こんにちは~」と挨拶してくださったのですが、パニックになった私はあわてて会釈をしただけで早歩きで逃げるように去ってしまいました。
「あ~しまった~ちゃんと挨拶できなかった…」とその時は思ったのですが、妄想はそこから始まります。下記のような感じです。恥ずかしながらこれ、何度もあります。
(1)近隣の人にあいさつできなかった
(2)ご近所さんに挨拶もできないなんてコミュ力無いな…
(3)これじゃ近隣の人と良好な関係を築けないじゃないか
(4)ここで自分は孤立してしまうのか
(5)そういえば犯罪者がニュースになると近隣住民の人が出てきて「あの人はその辺で会っても不愛想であいさつなんてしていなかった」って言ってたな
(6)もう私は犯罪者予備軍になったも同然だ
(7)ダメだ、引っ越さないといけないかもしれない
後から考えると、なんで急に犯罪者と同列に自分の事を考えてしまうのだろうと思うことが出来るのですがね。真剣にどんどんこういった妄想が膨らんでしまい、勝手に怖くなって疲れてしまうのです。
ネガティブが始まったら呼吸に集中
こういう思考が毎日毎日際限なく続くとそれだけで頭が疲れ果ててしまいます。恐怖感で夜も眠れませんし、何かに追われているかのような感覚になります。
そこで私は酒を飲んで気分を紛らわせたり、スマホのゲームをしたりしてごまかしていました。少しでも負の思考ループから逃げる為にです。
でも効果はあまりありませんでした。酒を飲むとその時は大丈夫ですが、一種の興奮状態になってしまい、酔いが冷めてから気分がひどく落ち込みました。スマホゲームも夜やると目が冴えてしまい、さらに眠れなくなりました。
そこで、瞑想を取り入れることにしたのです。瞑想は自分の呼吸を正しくし、気持ちを落ち着けることが出来ます。とはいえ、かしこまってやるのではなくて「自分の呼吸に集中する」事を心がけたのです。
「吸ってー吐いてー」「吸ってー吐いてー」と、これだけに集中することにしました。横たわっているときも、椅子に座っているときも、どこであってもこうすることにしたのです。体を動かしたり、声を出したりしないので「何やってんだこいつ」という事にはなりにくいです。
とにかく落ち着く
呼吸のみに集中することが出来ると、頭の中には「吸ってー吐いてー」しか無くなります。いったんネガティブ思考を頭の中から追い出してしまえば、あとは「大丈夫大丈夫」と心に中で、もしくは声に出して唱えると落ち着きました。
「ふ~危ないところだった」と正常な状態にもどれればこっちのものです。これまでは悪く悪く考えすぎていて無駄に時間を浪費し、心もすり減り疲れてしまっていたのにそれがなくなったのです。その分の時間を体力を温存することが出来たのです。
その後は努めて良いことを考えるようにしました。「会釈だけで済ませてしまったけど、今度はちゃんと挨拶しよう」と思うようにしました。そして「よし、今から頑張ろう」と前向きな気持ちになったのです。
まとめ
ネガティブな考え、妄想は意図せずしてしまうものです。考えるなと言われても、自分でやめようと考えても、気づくとやってしまっています。
その時は「呼吸」に集中してみてください。自分の呼吸をしっかりと意識するようにしてみると、だんだんと落ち着いてきます。
最初からうまくはいかないかもしれません。その時は深呼吸をするとよいでしょう。ざわついた心は静まっていきます。
ネガティブな思考に支配されるのはこりごりですよね。少しでもそういったもので心や体が疲れ果てないようにしたいものです。もし、どうすれば良いかわからなかった場合は、お試し下さい。
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