中小企業であったり、心の病気にあまり理解のない場所・団体だとカウンセラー等の人が配置されていません。上司や仲間に言いにくいことだったりすると誰にも相談できないと思うかもしれません。自分の心の悩みを打ち明けて聞いてくれる人が見の周りにいない場合はどうすれば良いでしょうか。
近くのカウンセラーを訪ねたり、心療内科に電話してみたりする手はいくらでもあります。しかし時間の都合等で行けないかもしれません。また私のように口下手でなかなか相手に伝えることが出来ないこともあります。そんな時は、一度自分で自分の気持ちに耳を傾けてみてください。
客観的に自分の気持ちを分析する
私は最初のお医者さんで失敗しました。話を聞いてくださる医者ではなくてすぐ薬を処方する形でした。それでうまくいく人もいるのでしょうが私はダメでした。
次のお医者さんではカウンセラーが話を聞いてくださる形でした。しかし私は口下手の為どうやって今の気持ちを表現すれば良いのか、何がどうなって心がおかしくなってしまったのか、どのような症状なのかを十分に話すことが出来なかったのです。
そこで、カウンセリングの前に一度自分でシミュレーションを行う事にしました。まずは深呼吸して気持ちを落ち着け、頭の中にカウンセラーを登場させました。
私は脳内カウンセラーに相談しました。
私「仕事でトラブルがあって…」
カウンセラー(以下、カ)「どんなトラブルですか?」
私「バグが発生して、そのバグが~~~~~。」
カ「そうなんですか、それは○○で大変でしたね。」
私「それにーーーーーーーで…。」
カ「それはショックでしたね。」
私「そういえばこういう事もありました」
カ「そうですか。ひどいですね。」
すんなり相談できました。結局頭の中のカウンセラーと言っても自分ですからね。他人の人格をそっくりそのまま再現は出来ませんからね。まぁ自分で自分に敬語使うのもなんか変ですけどね、そこはリアルを求めていただけなのでタメ口でも全然問題ないと思います。
カウンセラーといっても他人です。1からいろいろ話さなければいけませんし合う合わないがあります。実際私は医者が合いませんでしたし。その人で大丈夫かなんてわかりません。※あくまで私の見解ですし、いいカウンセラーさんやお医者さんはいっぱいいます。
自分で自分に共感する
ただ自分で自分の話に傾聴すればほぼ100パーセント共感してもらえますよね。話し手も聞き手も同一人物なので話しやすいし聞きやすいです。たまに自分で話していて「あれ?こんな事にクヨクヨしてたんだ」という発見もあります。
しかも自分自身で、頭の中で会話してますので時間は無制限です。それにタダです。いくらでもできます。これは良いかもしれないなと思いました。
脳内での二人の会話が終わると不思議なことに気分が落ち着きます。話聞いたのは結局自分ではあるのですが、他の人に愚痴とか気持ちを聞いてもらった時と同じようなほっとした気分になるのです。
どうやるかといいますと、まず自分がカウンセラーや相談できる人に話すような感覚でもう一人の自分に伝えてみてください。そしてもう一人の自分は、その話を聞いてどういう気持ちになったかを一度考えて別の言葉で表現しなおしたりしてみると良いです。この事で心が整理整頓されます。
まとめ
鬱になってしまうとふさぎ込んでしまったり、人間関係を断ち切ってしまう事があります。もともと人見知りの私ですが相談できるような相手はいました。しかしあまり相談しすぎても相手に迷惑になってしまうと考え、二の足を踏んでいたことも確かです。
自分自身の気持ちを自分で確かめ、自分に共感することで安心を得ることが出来ます。そして私は、その後のカウンセリングでも「ちゃんと伝えられた」という手ごたえを得ることも出来たのです。
他の人に話を聞いてもらえないようなことがあれば、まずは自分に聞いてもらうことも一つの手です。
コメント