心の「帰る場所」をつくると安心できる

初期(疲れた・つまらない)

実家に帰った時の安心感とでも言いますか。そういったものを得られる場所があると人は安心して外に出ることが出来ます。「帰る場所」というのはとても重要です。

ここでいう「帰る場所」というのは自分だけの世界や自分だけの時間を過ごすことが出来るという事です。「これをやっていると嫌なことを忘れることが出来る」という趣味や好きな事を意味します。

心の中に「帰る場所」をつくると安心する

私の場合、外も家も怖い場所でしたからそういう安心できる場所がありませんでした。その時私は心の中に「帰る場所」をつくることにしました。

それは、絵を描くことです。絵を夢中で描いているときだけが、嫌なことを忘れて穏やかで楽しい時間となったのでした

今度はこの絵を描こう。あの絵の構図はこうしよう。などと考えていると苦痛な時間はすぐに過ぎていくものでした。別な言い方をすれば「逃げる場所」とも言いますね

夢中になれること、熱中できることがあると心が休まるのです。それをやっているときはその事しか考えていませんから、現実が怖くて不安でストレスになるのであっても忘れることが出来ます

一時でも忘れることができれば、これは気分転換になりますし「また頑張るか」という気持ちになれます。だから趣味を持つということは非常に大切なことなのです。

他人との会話の糸口にもなる

友達の作り方がわからない。人と会話が出来ない。今の私もそうです。でももし趣味を持っていれば趣味が合う人とは会話が続きます。上手くいけば友達にだってなれます。そして「あ、大丈夫だ。人は怖くない」ということがわかります。

それが無いと気まずい状態が続いてしまいますよね。あれはなかなか耐えられませんし、やたら焦ります。気まずくて人と会うのがさらに怖くなり、もう人と会いたくないと思うことは半減します。

趣味をやりたいけどお金がかかるし…や時間が無い、という理由は確かにあります。でもやった方がいい理由の方がはるかに多いんです。

幸いなことに帰る場所が「絵」だったことでそれはクラスメイトと話すきっかけにもなり、結果として友達が出来ることになったのです。

それが無ければいじめは続いていたことでしょう。絵が無ければ私は自分に自信を持つことが出来ず、どんどん周囲との壁を分厚くしていたはずです。

まとめ

1.好きなことや熱中できることを見つけると心の中に「帰る場所」ができる
2.心に「帰る場所」があると外で何が起きても安心できる
3.熱中してやっていることは自分のキャラ付けにもなり、会話の糸口になる

心の帰る場所さえあれば、何が起きても大丈夫です。そこに逃げ込んでしまえばいいのです。逃げ込んで一呼吸おいてから、起きたことに対する策を考えればよいのです。

最近つまらないと感じたら、楽しいことを見つけて楽しむようにしてください。楽しむことを忘れなければ鬱は遠ざけることが出来ます。

安心できる場所、つくってみてください。

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