はじめに:メンタルが弱った時こそ「行動のハードル」を下げる
メンタルが落ち込んだとき、「何もやる気が出ない」「部屋を片付けたいのに動けない」という経験はありませんか。私自身もストレスが溜まると、まず最初に生活環境が乱れてしまうタイプです。気持ちも沈み、作業にも集中できず、部屋に散らかった物を見るだけでさらに気力が削られていきました。
しかし、そんな状態を抜け出すきっかけになったのが、“部屋の一箇所だけ片付ける”という小さな習慣でした。これは驚くほどシンプルなのに、メンタルの回復に大きく効果がありました。
この記事では、私自身の体験談を交えながら、その効果とやり方を詳しくお伝えします。
【見出し1】メンタルが弱った時に片付けられない理由とは?
メンタルが落ちているとき、頭では「片付けないといけない」とわかっていても、体が動かなくなるものです。私の場合、
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何から手をつければいいかわからない
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片付けてもまた散らかると思うと虚しくなる
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自分を責める気持ちが強くなる
といった悪循環にはまり、さらに疲れが増すばかり。気持ちが弱っているときは、判断力や集中力も落ちているため、大きな片付けは心の負担になることがわかりました。
だからこそ、メンタルが弱った時期は「小さく始める」ことが重要になります。
【見出し2】“一箇所だけ”片付ける習慣を始めたきっかけ
ある日、仕事のストレスが限界に達し、休日も布団から起き上がれないほど心が疲れていたことがありました。部屋は散らかっていて、机の上には書類や雑貨が山積み。視界に入るだけで、さらに気分が沈んでしまう状態でした。
「全部片付けよう」と考えるだけで余計に疲れる——。そう思っていたとき、SNSでたまたま見かけたのが “一箇所だけ片付けてみる” という方法でした。
そこで私は思い切って、机の端に積まれた本の山だけを片付けてみることにしました。作業時間はたったの10分。これならやれそうだと感じたのが、始めるきっかけでした。
実践してわかった“一箇所だけ片付ける”効果
10分だけの片付けでしたが、終わったあとは驚くほど心が軽く感じました。
● 効果①:達成感で気分がほんのり上向く
大きな片付けだと挫折しがちですが、「一箇所だけ」なら簡単に終わらせることができます。私の場合、たったひと山片付いただけなのに、「できた」という達成感が生まれ、自己肯定感が自然と回復していきました。
● 効果②:部屋の印象が部分的にスッキリして気持ちが整う
人間は視界に入る環境から強く影響を受けます。机の端が片付いただけでも、部屋の“雑然感”が薄れ、気持ちが落ち着いていきました。
● 効果③:次も片付けたくなる「小さな連鎖」
一箇所片付くと、自然と「今日は棚の上も片付けてみよう」と思えるようになりました。小さな行動が積み重なって、自分を取り戻す感覚がありました。
メンタル回復に役立つ「片付けの始め方」
私の経験から、メンタルが弱った時に無理なく始められるコツをご紹介します。
● ① 片付ける場所は“1分で決める”
迷い始めると疲れるので、「この棚の右半分」など即決します。
● ② タイマーを5〜10分に設定
時間制限があると行動しやすく、集中しやすくなります。
● ③ 結果よりも“やった事実”を重視
完璧に片付かなくてもOK。とにかく手を動かした自分を認めてあげることが大切です。
● ④ 必ず“止め時”を決める
疲れている時は、やりすぎると反動が来ます。「今日はここまで」と区切ることで継続しやすくなります。
続けた結果、メンタルが安定しやすくなった
この習慣を続けていくうちに、私は以前よりメンタルが落ち込みにくくなりました。部屋の状態が整うことで、気持ちも整理されやすくなり、行動のハードルが下がったことを強く実感しています。
特に、
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朝起きて机の上がスッキリしている
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帰宅して玄関の靴が揃っている
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寝る前に目に入る棚が整っている
こうした小さな“整い”が、日々の安心感を育ててくれるようになりました。
まとめ:メンタルが弱ったときこそ「小さな片付け」で心を守る
部屋全体を片付けようとするとしんどくなってしまいますが、一箇所だけ片付ける習慣なら、心の負担を減らしながらメンタルを回復させることができます。
私自身、メンタルが弱っていた時期にこの習慣に救われました。
もし今あなたが疲れや不安で動けずにいるなら、まずはたった“10センチ四方”でも構いません。小さな片付けが、確実にあなたの心を軽くしてくれます。

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