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【心がしんどい日に即効】心の疲れを感じた日こそ“早寝”すべき理由とその効果

はじめに:心が弱った日の「正しい過ごし方」とは?

メンタルが弱っているとき、私たちはつい「もう少し頑張らなきゃ」「せめて今日中にこれだけは終わらせないと」と自分を追い込みがちです。しかし、心が疲れている日ほど優先すべきなのは“タスク”ではなく“休息”です。そして、数ある休息方法の中でも、もっとも即効性が高く、メンタルを立て直す力を持っているのが「早寝」です。

私はこれまで、メンタルが落ち込むと夜遅くまでスマホを見続けたり、無駄に動画を流しながら現実逃避をしたりして睡眠時間を削ってしまうことがよくありました。しかし、ある出来事をきっかけに「心が疲れている日こそ早く寝るべき理由」を実感するようになりました。

この記事では、私自身の体験と、早寝がなぜメンタル回復に効果的なのかを、わかりやすく解説していきます。


なぜ心が弱っているときほど“早く寝る”べきなのか?

心の疲れは、脳の疲労です。ストレスで脳がオーバーヒートしている状態では、物事をネガティブに捉えやすくなり、普段なら気にしないことにも反応してしまいます。

その脳の疲れをリセットする唯一の方法が「睡眠」です。

しかし疲れているときほど寝るのが遅くなるという矛盾した行動を取りがちです。スマホを眺めて気を紛らわせたくなったり、今日一日の嫌なことをぐるぐる考えたりしてしまうからです。

ですが、実際には“心が弱っているときこそ布団に入るタイミングを早める”ことで、翌日の心の回復が大きく変わります。


私の体験談:心が潰れそうだった夜に「早寝」が救ってくれた話

ある日、仕事で失敗が重なり、クライアントとのやり取りもうまくいかず、自分に対する自信が完全に折れたことがありました。帰宅した後も気持ちが重く、何もやる気が出ない。頭の中ではずっと「自分はダメだ」という考えが反芻していました。

本来なら、気分転換に動画を観たり、SNSで情報を眺めたりして夜更かしするパターンだったのですが、その日はなぜか「もう何も考えたくない」と思い、21時過ぎというかなり早い時間に布団に入ったのです。

すると翌朝、目を覚ました瞬間に「あれ?昨日より気持ちが軽い」と感じました。もちろんすべての悩みが解決したわけではありません。しかし、脳の重だるさが取れ、同じ出来事を落ち着いて考えられるようになっていました。

その体験から、「心が疲れているときの最善の行動は、とにかく早く寝ることだ」と実感するようになりました。


早寝がメンタルに与える3つの具体的な効果

① 思考のネガティブ連鎖がリセットされる

メンタルが弱っているときの夜は、“ネガティブ思考が増幅される時間”です。脳が疲れて判断力が落ちているため悪い方向ばかりに考えてしまいます。

早く寝ることで、この連鎖そのものを断ち切ることができます。

② ストレスホルモン(コルチゾール)が低下し、気持ちが落ち着く

睡眠中、ストレスホルモンであるコルチゾールが調整され、心身の興奮状態が自然に収まります。特に早めに眠るとこの調整がうまく働き、翌日の気分が驚くほど安定します。

③ “体力の回復”が心の余裕を生む

心の余裕は体力から生まれます。睡眠によって身体の疲労が取れると、メンタルも安定しやすくなります。逆に睡眠不足の状態では小さなストレスにも過敏に反応してしまいます。


早寝を成功させるための3つのコツ

● コツ① スマホの電源を切るのではなく「手の届かない場所に置く」

視界にあるだけで通知が気になり、寝る時間が遅れてしまいます。

● コツ② 「やらないタスク」を明確にする

“今日はもう休む日”と割り切り、最低限以外のタスクはやらないと決めることで、心が楽になります。

● コツ③ 布団に入る時間を目標ではなく「ルール」にする

19〜22時のどこかで眠れそうなら布団に入る、という柔軟なルールにすると実行しやすくなります。


まとめ:心が弱った日は「自分を守る日」。その最初の一歩が早寝です

心が弱ったとき、私たちは気合いで乗り切ろうとしがちですが、それは火事の中にさらに薪を投げ込むようなものです。心の疲れは気合いでは治せませんが、睡眠によって確実に回復させることができます。

「今日、なんかしんどいな……」
そう感じた日こそ、いつもより30分でも1時間でも早く布団に入ってください。翌日のあなたの心は、きっと軽くなっています。

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