鬱になると夜はなかなか眠りにつくことが出来ません。目がさえてしまう、または眠いのに眠りに落ちることが出来ないものです。
せっかく眠れても悪夢では寝た気にならない
そしてどうにか眠りについたとしても、悪夢にうなされて最悪な目覚めを迎えることになります。全くもって眠れた気がしません。
かといって睡眠薬を処方してもらい、服用するとちょっと感覚が違います。「寝ている」という感覚が無いのです。「意識を失っている」という表現が合っています。夜寝る前に薬を飲み、横になると次の瞬間には朝になっているという感じになります。
なんだか疲れがとれた気がしません。眠れなくてイライラするようなことは無くなりますが、疲れも取れず、体が重くなり、これでは本当に「睡眠」をとったといっていいのかわからなくなります。
良いことを考えて悪夢を予防する
どうにかしてすんなりと眠りにつき、翌朝はすっきりと目覚めたいものです。そのためには横たわってから悪い考えが浮かんで来たら、良い妄想をするようにしてください。
夜一人で布団の中に入ると独特の恐怖感が生まれます。しかし良いことを考えることで恐怖感やイライラを起こさないようにするのです。それによって悪夢を予防する力になります。
では具体的に何を思い浮かべればよいのでしょうか。自分が「楽しい」「落ち着く」「穏やかになれる」映像を頭に浮かべると良いです。
自分の「夢」を夢見る
例えば夢です。自分が映画スターになってレッドカーペットを慣習に囲まれて歩いているのでも良し、大企業の経営者になってだだっ広い社長室で葉巻をふかしている映像でも良いのです。誰かに見せるものでもありませんし。
ただ、何でもよいのですが注意点があります。激しいものはやめましょう。ヘビメタのライブ映像とかテンションが上がってしまうものは、眠るどころか目がさえてしまいます。
夢が無ければ爽やかな草原を思い浮かべる
夢なんて考えられない場合は、草原を思い浮かべるようにしてみてください。なるべく具体的に、暖かい風が吹いてくるなどの描写も良いです。自分はその中でごろんと横たわっています。
自分を邪魔するものは何にもない別世界です。風に揺られ、草むらの香りを感じて眠りに落ちるようにするとすんなり眠れます。
電車の中も心地よい
また、電車の音も良いです。電車に座って乗っているとだんだん眠くなり気づけば寝ています。それで乗り過ごすなんてこともありますね・・・。あの独特の心地よさを頭の中で再現するのです。
ガタンゴトン…ガタンゴトン、自分は電車に乗っているときのことを思いだしながら再現するとそんな気分になります。
電車が嫌なら何か単調なリズムの音で構いません。激しくなく眠りにつけそうなものを探して下さい。反復してその音と風景を頭の中で再生するとその単調さで眠気がやってきます。
まとめ
1.せっかく夜眠るのだから悪夢にうなされるより良い夢の方が寝心地は良い
2.寝るときに嫌なことは考えず、良いことを考えると悪夢を予防できる
3.自分の「夢」をイメージすることで気分が良くなる
4.爽やかな風景を思い浮かべてリラックスする
5.電車などの単調な音を思い浮かべると嫌な事を考えずに眠りにつける
自分なりの眠りの情景、探してみてください。