人間関係の悩みは尽きないものです。会いたくない人と顔をあわせなければならないストレスや、切りたくても切れない縁があります。
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悪いことばかり考えていると悪い人間が周囲に集まる
「類は友を呼ぶ」とは、まさにその通りです。
私はうつがひどかったとき、すべての人間関係を自分から切ってしまいました。理解して手を射差し伸べようとしてくれた人も含めてです。
ですが、切ったつもりだったのはすべての人間関係ではありませんでした。自分が心地よいと感じる、当時の鬱状態な自分と似たような人とは結局連絡を取り合っていました。人間不信で人間嫌いだったのに、です。
その人間関係がまずかったのではないかと今は思います。単に愚痴を言い合う要員が欲しかっただけでした。
気づけば2年以上もの間、互いに愚痴を言い合ったり世の中への恨みつらみのようなものを語り合ったり、諦めの言葉を並べ立てるなど・・・お互いの傷をなめあうような会話しかしておりませんでした。
負のループにしかなりませんでしたね。すると運気も下がっていきます。うつは改善しない、仕事をやってみても周りと溶け込めない、周りにいい人はいなくなる・・・ダメダメな状態になってしまいました。
周りにいい人がいなくなると代わりに悪い人が集まるようになります。先述した当時の自分と同じような人たち、こんな自分を馬鹿にしてマウントとろうとする人たち、恐ろしい事になりました。
思考を変えると人間関係も変わる
「あれ?この人たちといると自分がどんどん落ちていくんじゃないか?」と疑問を持ってからは意図して人間関係を変えようとしました。「いい人」に会おうと努力しました。
でもうまくいきませんね。ではなぜ出会いがダメだったのかを考えてみます。
「もし相手が自分の事を見て、話をしたり関わりたいと思うか?」と自分に問いかけてみると、答えは「NO」になりました。
なぜでしょうか。先述したように人間嫌い・人間不信・世の中を恨んでいる・何もかも諦めている、こんな負のオーラ全開の人間と関わるような物好きなんてそうそういません。
というわけで考え方を変えるようにしました。当時は自殺願望がありましたが、実行する勇気がないので生きようとしていたころでもあります。
そのため、「なんのために生きるか」を考えてみるようにしたのです。よく「世のため人の為に生きる」口では言えますが具体的にどうすればいいのか悩みました。
以前、数年連絡を取っていなかった昔の友人にパソコンの悩みを持ちかけられたことがあり、その際に「ありがとう、助かったよ」とお礼を言われたことを思い出しました。
というわけでパソコンの悩みを解決するサイトを立ち上げ、「世のため人の為になる事」をやり始めました。なかなかアクセス数もよく、「世のため人の為」になっていることを実感しています。そこで次の段階に進みました。
「パソコンの悩みを解決して差し上げる事で世のため人の為になることはわかった。ではこれからどんどんその活動をしていこう、パソコン教室の先生になりたい。そのためには健康な心と身体が必要だ、健康になるぞ!」と、プラス思考に変わったのです。
そう決意するとやることは見えていました。病気の改善に向けて医者と話し合ったり、求人を探したりです。
プラス思考は周りにいい人を増やす
かつての仲間や友人・恩人に連絡を入れてみたところ、応援してくれました。ありがたいアドバイスや励ましの言葉もいただき、気分は好転したのです。
助けてくれる人があらわれるんです。自分が世のため人のためになることをやろうとしているので、世の中も自分の為に動いてくれるようになるのです。
でも、どうしても嫌な人は一定数存在する
しかしまあドリームキラーめいた人はいます。でも圧倒的に少数です。「気にするだけ無駄だ、私には多くの応援してくださる方々がいる」と考えるようにして頭の中から排除しました。
「こんな人間に会う事は私への試練なんだ」と思うようにし、そういう人のいないもっと高みを目指そうと新たに決意するきっかけにもなりました。
考え方を変える方法
「世のため人のため」にしたいことを考える
良いことを考えましょう。自分のためだけではない、世のために人の為になるようなことを考えるとわくわくしてきます。
「なんで私をこんなに苦しめる社会の為になることなんかを考えないといけないのか」と思うかもしれません。
でも世の中、見渡してみると悪い人ばかりではありません。必ずいい人はいます。悪い人は目につきやすいですし記憶に残りやすいですから「世の中は悪い人ばかりだ」と思ってしまうのは仕方ありません。
自分を「いい人に出会えるようにするモード」にすれば、何とか好転することは出来、素晴らしい人たちと出会うことが出来ます。ではそのモードにするためにはどうすればいいのでしょうか。
感謝された体験から考え始める
一度でいいですから「感謝された体験」を思い出してみてください。
その体験をもとに、世のため人の為になる自分に出来る事を考えてみてください。なければどうしたいのかを考えてください。
それに対し障害がある場合はそれを解決する方法も考えます。大丈夫です。感謝された体験を思い出し、世のため人の為に自分がやりたいことを考えていくうちに、私のようにプラス思考になっていきます。
一瞬ですぐに変わるならそれにこしたことはありませんが、考え続けていくうちに徐々に変わっていきます。諦めず考え続けてください。
決意を表明する
そして決意表明です。誰か応援してくれそうな人に自分の考えてきたことを打ち明けてください。応援や励ましの言葉をもらえるとエネルギーになります。
さらに神社にお参りして決意を固めます。神社に参拝すると「お前がそういうなら、応援するよ。しっかりやれよ。」と神様が見守ってくれているような感覚になります。
そのために神様とかそういった人知を超えた存在という考え方を取り入れる事は良いことです。ただ悪質な疑似宗教にハマらないようバランス感覚は必要ですが。
「世のため人の為になることをしたいと考えています。そのためには○○(例えば健康な体)が必要です。神様、健康祈願をさせていただきます。」
「ご先祖様、私は世のため人の為になることをしたいです。見守ってください。」
神社で参拝したり、仏様に手を合わせる意味というのは本来そういう事なのではないかと思うようになりました。神様だって仏さまだって世のため人のための存在なのですからね。
まとめ
- 悪いことばかり考えていると悪い人間が周囲に集まる
- 思考を変えると人間関係も変わる
・プラス思考は周りにいい人を増やす
・でも、どうしても嫌な人は一定数存在する - 考え方を変える方法
・「世のため人のため」にしたいことを考える
・感謝された体験から考え始める
・決意を表明する
いかがでしたか?人間関係って、案外このように思考を変えるとうまくいくようになるのです。