運動は健康に良いといろいろな所で言われています。病気にかかりにくくなる、ダイエットに効果があるなど様々なメリットが伝えられていますね。
ストレス発散の大食い
私は鬱と診断される前に、一度精神的に危うくなっていた時期があります。入社から2年であるチームのリーダーになりストレスMAXな状態で常に身も心も疲れていたのです。プロジェクトリーダーとチームメイトに挟まれてさながら中間管理職のようなものでした。
そのストレスは「食」に向かいました。仕事が終わったらファストフード店・安い中華料理のチェーン店・牛丼屋・ラーメン屋のどれかに行って、気のすむまで早食いや大食いをしたのです。
それまでは小食でした。1人前を食べればもうお腹いっぱいになる人でした。周りからは「もっと食べた方がいいよ、力でないぞ」といわれるほどだったのです。しかしその時は3人前近く食べてようやく満腹だと感じられる胃と脳になっていました。
2か月もすると、目に見えて太ってきました。10キロも太るとお腹に肉がついてくる、太ももの肉がタプタプしてくるなどの変化が起きたのです。これは驚きました。痩せすぎ体質だった自分が太るとは…。
絶え間なく溜まってくるストレスと増えていく体重、大食い早食いで調子が悪くなる胃と、心身共におかしな状態となってしまいました。
そうだ、ジム行こう
周りの人間に生まれて初めて「デブ」と言われました。自分が標準体重よりもおおくなったという事実へのショックもありましたし、そもそも信じられませんでした。飲み会でも太ったことをネタにされてしまいデブキャラが定着しそうになりました。
これはまずいと思い、週末に近所のジムに入会申し込みをしました。とにかく痩せて元の自分に戻ろうと考えたのです。
毎週のようにランニングマシンとエアロバイクで汗を流したり、腹筋を頑張ったりと運動をつづけました。ランニングマシンでは知らないおっさんがはりあってきたりしたこともあります。とにかく運動・筋トレをやっていったのです。
運動することでストレス発散になりました。がむしゃらに体を動かして汗をかくことにより、汗と一緒に自分の毒気が抜けていくような感覚があったのです。
健康は楽しい
ジムに行く度に体重は減り、身体は引き締まってくることは純粋にうれしかったです。汗を流す爽快感と体を動かす楽しさで続けることが出来、3か月が経つとほぼ元の体重に戻ってきたのです。しかもジムに通って運動することにより「健康」というものに興味がわいてきました。
食べるものは野菜と肉、炭水化物のバランスを考え、栄養の偏りが無いように同じものを続けて食べないようにするなどの工夫をするようにしました。早食い・大食いもやめて、少量をよく噛んで食べるようにしたのです。
すると胃腸の調子も良くなり、体調が良くなったことで体の心配をあまりする必要(これもストレスでした)がなくなりました。体調面でのストレスがなくなったことで気持ちに余裕が出来、さらに体を動かすことが楽しかったので趣味が一つ増えました。ストレス発散と楽しい思いの二つが手に入りました。
心身共に健康
ジムに行って運動をはじめたことでデブな自分を脱することが出来ました。不健康な食生活も改めることが出来て健康な体を手に入れることが出来ました。
そして運動することでストレスが発散できます。純粋に体を動かすこと自体が楽しいものです。ストレスMAXで疲れていた心は、さっぱりとはきはきしたしたプラス思考に変わりました。
「お、痩せたねー」と言われるようになったことも嬉しかったですし、それがキッカケで今まではなさなかった人とも話すことが出来るようになりました。
まとめ
運動は健康に良いといたるところで言われています。でもそれは身体の事だけではなく心の健康にも大きく良い影響をもたらします。ストレスが溜まりにくくなったことで疲れやすさもなくなり、毎日を元気に過ごすことが出来ました。
運動で得られる健康はとても大きいです。ストレスが大幅に軽減され、ギリギリの状態だった体調と精神状態が好転したことは自分の成功例となりました。
ただ、当時はこのことがわかりませんでした。その後東京に引っ越してジムをやめると徐々にストレスのはけ口が無くなり、再びストレスMAX状態になってしまったのです。すると体調不良や心の不調が目立ち始め、最終的に鬱の診断を受けることになります。
なので痩せたからといって運動をやめることはおススメしません。心の健康を保つためにも運動は続けることをおススメします。