劣等感というものは、時にはエネルギーに変換されます。
劣等感と追い詰められて生まれる「火事場の馬鹿力」
私は中学時代に成績が上位の集団に入り優越感に浸っていました。しかし高校に入ってからは周りが成績優秀者ばかりで挫折を味わったのです。そして1年、2年は友人関係で疲れていました。疲れて帰ってからすぐ寝る人間でした。
部活もせず、勉強もせず…しょうもない高校生活をおくっていました。とうとう高校三年になってしまいました。開口一番、担任は私に告げます。「このままじゃ進学できないぞ」と。
親からは「大学に行く」というのは既定路線のように言われました。もし行けないとなったらどんなヒステリックな怒りが待っているか、想像したくもありません。
完全に追い詰められていました。追い詰められれば、もうやるしかありません。もしできなかったら…なんて考える余裕などなくなるのです。
危機感をエネルギーに変換しよう
考える余裕などなくなると集中できます。目標に向けてとにかく動くしかないのです。自分の、将来を見る視界がふさがれるのです。目標に向けたただ一本の道しか見えません。そこに向かって進むしかないのです。
後ろからは時間という壁が音を立てて迫ってきます。逃げるように目標に進むしかなくなります。
逆に余裕があると後ろを振り返ったりわき道にそれたりできてしまうんです。そうするとV字回復が難しいです。逆に馬鹿でよかったです(笑)
危機感というものは大きければ大きいほどエネルギーになります。それによってわきめもふらず目標に向かうことが出来ます。
一歩一歩の成功を自信に変換する
テストというものはありがたいものです。定期的に自分の成績を計ってくれるので自分の現状が一目でわかります。わきめもふらずに勉強した結果が、数字で確かめる事が出来るのですから。
どんどん点数が上がっていくのを見ると楽しくなりましたね。それまでテストなんて嫌なイベントの代名詞でしたが、楽しいイベントになりました。テストの結果次第では友達に飯をおごったりおごられたりと、張り合うのも楽しいと感じるようになりました。
まとめ
1.劣等感や追い詰められた状況をエネルギーに変換するととても大きな力になる
2.危機感から生まれるエネルギーでわきめもふらず前に進むことで成長することが出来る
3.一歩一歩進んでいる自分を自覚することで自信につながり、さらに前へ進むことが出来る
自分を追いつめる、追い込むこともエネルギーを生み出すには良い手です。でもこういうのは体力・精神力・健康があるときにやってください。ばててしまうと虚無感だけが残ってしまいます。